従業員にとってメリットのある「短時間高収入」へ

1.初任給の引き上げが各社から相次いで発表される中、初任給に固定残業代を含めていることに対し波紋を呼んでいる。例えば、①TOKYO BASE(固定残業時間80 時間、初任給40 万円)②サイバーエージュント(同80 時間、42 万円)③楽天グループ(同40 時間、30 万円)④GMO インターネットグループ(同40時間、59 万1675 円)等である。 

2.固定残業制は長時間労働の温床になりがちだ。北見昌朗社会保険労務士は「80 時間は常軌を逸した長さだ」と批判する。いびつな賃上げの背景にあるのは売り手市場の急拡大だ。北見氏は「成果主義かどうかによらず、人や時間当たりの単価を上げるのが企業の務め。従業員にとって真にメリットのある「短時間高収入」の給与制度を考案する必要がある。

(参考:「日経ビジネス」2024 年4 月29・5 月6 日号) 

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