インド工科大学生が日本企業を選ぶのは難しい 

1.人口が中国を抜いて世界一になったインドで、モディ政権が3期目に入った。2029年の任期満了までにインドの経済規模は日本とドイツを抜き、世界3位になると予測されている。しかし、その割に日本企業の間で、「インドブーム」というほどの熱気は感じられない。何よりのネックは日本とインドの人的交流の乏しさではないか。23 年5月時点でインドから日本への留学生はわずか1612人である。 

2.インド国内に23 校あるインド工科大学は、米グーグルのCEО(最高経営責任者)など多くの人材を輩出したことで知られ、「入るのは米マサチューセッツ工科大学より難しい」といわれる。日本企業の認知度が低いため優秀な学生はエヌビディア、クアルコム、マイクロソフトなど米国企業にごっそりさらわれてしまう。日本を就職先として選ぶ理由は乏しい。 

(参考:「週刊東洋経済」2024 年7 月13 日号) 

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