「静かな退職者」は資産(米国) 

1. 米調査会社ギャラップによると、米国でエンゲージメントを持って働いている人の割合は24 年2 月時点で30%にとどまり、過去10 年で最も低かった。最低限の仕事だけをこなす「静かな退職」や、オフィスに短時間だけ顔を出す「コーヒーバッジング」のまん延を示す数値だ。 

2. ボブ・ケレハー(米コンサルティング会社社長)氏は、「静かな退職者を、エンゲージメント向上の可能性を秘めた従業員と捉え直すべきだ」。ケレハー氏によれば、この層は米国の全従業員の53%を占める。「彼らの潜在的な力を引き出せば、職場は劇的に良くなる。従来であれば「わがまま」と見られた行動を取る従業員も増えている。次々と生まれる職場の新語は、新たな「愛社精神」の形を模索する時代の訪れを示している。

(参考:「日経ビジネス」2024 年7 月22 日号) 

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