No.772 アクティビストに狙われる要因と企業 

 

1.日本の株式市場を舞台に、アクティビスト(物言う株主)が荒稼ぎしている。狙うのは割安な株価を放置し、株式持ち合いを続ける資本効率の悪い企業だ。政府・東証が推進する株主重視経営を錦の御旗に改革を迫る。では、ターゲットにされやすいのはどんな企業なのか。アクティビストに狙われる確率が高まる5つの要因がある。①キャッシュリッチ(総資産に占める現預金・短期投資の比率)②資産効率(総資産利益率=ROA)③機関投資家の株式保有比率④株価の割安感(株価純資産倍率=PBR)⑤株価変動の傾向(相場全体の動向に株価が連動する度合いを示すデータ値)の5つだ。このうち①③は数値が高いほど、②④⑤は数値が低いほど狙われやすくなる。 

2.アクティビストに狙われやすい企業は、1位日本証券金融、3位日揮ホールディングス、5位大和証券グループ、10位帝人、16位セコム、22位シマノ、23位カシオ計算機、28位任天堂、32位ヤマハ、37位長谷工コーポレーション、39位資生堂、等があげられる。

(参考:「日経ビジネス」2025 年2 月10 日号)

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