No.793 「上場廃止ラッシュ」は加速する 

 

1.東京証券取引所の経過措置が2025年3月に終了し、新たな上場維持基準が適用される。さらに政策保有株式や親子上場の解消も進み、安定株主を失った企業は同意なき買収を容赦なく突き付けられる。あらゆる上場企業が安穏としていられない、淘汰の時代が本格的に到来する。 

2.2024年の1年間、東京証券取引所で上場廃止となった企業は94社に上る。東証を傘下に持つ日本取引所グループ(JPX)が13年に発足して以来過去最多だ。大正製薬ホールディングスやアルプス物流など、そうそうたる企業がMBO(経営陣による買収)や子会社により市場を去った。 

3,「われわれが重視しているのは、上場企業の質です。質が高くならなければ、国内外の投資家から資金は集まらない」。(JPXの山道裕己CEO)。「上場廃止ラッシュ」は加速する。

(参考:「週刊ダイヤモンド」2025 年3 月1 日・8 日号) 

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