No.796 人間の心の成長にとって最高の栄養は本である   安藤忠雄(建築家) 

 

1.私自身、読書体験を通して「人間の心の成長にとって、最高の栄養は本である」という実感があります。かつては町に本屋さんがいっぱい並んでいました。ところが、この頃は本を読まない人が多い。読む人もだいたいネットで買うものですから、本屋さんがますます数を減らしている。でもネットで得られる情報には臨場感がない。 

2.これからの社会を担っていく子供たちには、元気よく自由に世界に向けて羽ばたいてもらいたい。そのためには幼い頃から本を読み、知識や創造力を身につけ、豊かな感性を育むことが重要です。スマートフォンは確かに便利で快適で、文字通りスマートなのでしょうが、そっちばかりに流れていくと集中力や持続力、探究心は育まれません。 

3.人間は常に合理的な社会を求めてきましたが、便利とか快適というのは厄介です。それを求め過ぎた結果、読書がないがしろにされてしまった。先を見通す力や新しい世界を切り開く力を身につけるには、子供の頃から読書を積み重ねることです。 

 (参考:「致知」2025 年6 月号) 

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