No.808 経営にもっとお年寄りの知見を 

 

1.オリックスの宮内義彦シニア・チェアマンが言われている「今の高齢社会には年齢を重ねた人を避けるような風潮がある」という意見には共感できる。近年、日本のスタートアップなどでは、高齢の方が経営に携わるケースが極端に少ない。なるべく、古い考え方や習慣を取り除くことが重要だと考える人が多いのかもしれない。しかし、年齢を重ねるごとに知見が深まり、熟練の経営者にしか見えない視点は確かにある。もっと業績をよくしたい、正しい経営をしたいと考えるのなら、社外取締役などで、確かな経験のある先輩を招き、知見をいただくことが大切だ。 

2.「ジャパン・アズ・ナンバーワン」をもう一度取り戻すためには、経営者のリスク覚悟のチャレンジが求められる。宮内義彦氏は「経済面では新しいことに挑戦をしない限り、何も生まれません」と強調している。熟練の経営者の確かな知見、そしてリスクを恐れないチャレンジが今の経営者には求められるはずだ。 

(参考:「日経ビジネス」2025 年3 月17日号) 

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