No.837 「デジタル遺品整理」需要拡大 

 

1.故人のパソコンやスマホのロックを解除する「デジタル遺品整理」の需要が拡大している。ネットで管理していた資産や思い出の写真を発掘。相談件数は過去5 年間で1.6 倍に増えた。 

2.パソコン修理大手の日本PCサービスは、「インターネットにつながらない」「端末が起動しない」など、パソコンにまつわる困り事を抱える家庭からの相談を受付けている。相談内容に応じてスタッフを家庭に派遣する出張サポートを提供する。「故人のパソコンのパスワードが分からない。ロックを解除してほしい」と訴える遺族からの依頼に応えることもある。 

3.故人が使用していたパソコンやスマートフォンのロックを解除するサービスを一般的に「デジタル遺品整理」などと呼ぶ。故人がパスワードをメモ帳などに書き残さぬまま亡くなり、困っている遺族の要請に応じて、再び端末を使えるようにする。遺品整理や特殊清掃などを手掛けるアールキューブ(東京・大田区)は21 年にデジタル遺品整理に乗り出した。デジタル遺品整理の現場は、現代の日本の多様な家族のありようを映し出している。  

(参考:「日経ビジネス」2025 年5 月26 日号) 

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