
1.インドネシアなど東南アジアを中心に、海外での出店を拡大する丸亀製麺。海外進出の初期段階でインドネシアを選んだのは、中国を除けば、アジアの中で非常に可能性に満ちた国と捉えていた。人口最大のインドネシアで成功することが(今後の東南アジア展開の)前提として重要であった。
2,インドネシアはイスラム教徒が約9 割と多く、ハラル(イスラム教の戒律に従った食物)対応をして日本のうどんの味を再現することは、非常に難しかった。フランチャイズ(FC)で店舗を展開するパートナー企業の存在は大きかった。パートナーのスリボガ社はピザハットをFCで出店しており、進出当時インドネシアでビジネスを拡大していた。1 店舗目をジャカルタの有名なショッピングモールに出店できた。これがうどんの認知拡大にもつながった。
3.東南アジアの伸びしろは大きい。インドネシアでもさらに出店する計画だ。フィリピンやベトナムもまだまだ出店余地が大きく、今後もさらに拡大していく。
(参考:「週刊東洋経済」2025 年7 月12 日)