No.861 戦略的「休養」のススメ(企業主導で社員に促す) 

 

 

1.疲れやすい現代社会。睡眠などによる疲労解消は、あくまで個人に委ねられてきた。しかし、今は違う。パフォーマンスを上げるため、休める環境を企業が整え始めた。社員の疲れをいかにとるか。企業の「休養スキル」が問われる時代になりつつある。 

2.平日のオフィス、午後3時過ぎ。眼精疲労と軽い眠気が襲いかかり、集中力が切れてくる時間帯だ。いつもコーヒーブレークでリセットするが、今日は近くのビルにある「休養室」に行こう。向かった先は、東京都千代田区にある大手町ビルの1階。ここに、企業間でシェアできる休養室がある。運営するのは三菱地所だ。周辺エリアの企業向けに休養室シェアサービス「とまり木」を展開。2023年10月に試験運用を始め、25年4月から事業化した。 

3.休養室は「休む」「癒やす」「整う」の3つの機能を整える。体調不良時はベッドで休み、疲れたらマッサージや脳の疲労を軽減できる機器などを使って体を癒やす。シェア型休養室は、従業員数が50人未満の企業の利用料は月5万円と手頃で、契約企業の6割を占めるという。

(参考:「日経ビジネス」2025 年8 月4 日号) 

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