
1. ヤマトホールディングス(HD)は7 月、置き配の指定個数が前年比で約2 倍になったと発表した。事業者だけでなく、受け取る側のお客さまにも需要の変化が生じている。要望に合わせてサービスを拡大した結果、置き配の個数は増えたのだ。
2. ヤマトHD傘下のヤマト運輸は2024 年の6 月から「宅急便」「宅急便コンパクト」の受け取り方法に、新たに「置き配」を追加。個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」の会員は、対面以外の配達方法を柔軟に選べる。希望者は、「玄関ドア前」「自転車のかご」など数カ所から好きな場所を指定できる。
3. 24 年10 月、ヤマト運輸が約1800 人を対象にした調査によると、運送会社を問わず、これまで置き配を利用した事がある人は80%近くに上った。SGホールディングス(HD)傘下の佐川急便も、24 年9月に置き配を選べるサービスを開始。置き配は一つの選択肢として消費者にとっても身近になっているようだ。
(参考:「日経ビジネス」2025 年9 月8 日号)