耳より情報 2021年4月No.3

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

なぜソニーだけが復活したのか 山川龍雄(日経ビジネス編集委員)

1.ソニーの快進撃が続いている。2021年3月期は、純利益が過去最高の1兆円を突破する見通し。ソニーは、半導体や家電では韓国サムスン電子、エンタメでは米アップル、ゲームでは米マイクロソフトなどと激しく争っている。日本勢としては唯一、今でも世界的ブランドとしての輝きを失っていない存在だ。なぜソニーは世界の巨人と伍ごしていけるのか。
2.ハードからソフト、コンテンツ、金融などへの事業構造の転換が早かったことが最大の要因だろう。最近のソニーの決算を見ると、ゲーム、電子部品、金融、音楽、映画などが満遍なく利益を稼ぎ出し、総合力の強みを発揮するようになった。モノを売った後、消耗品やサービスで稼ぐ「リカーリング」や、定額の課金収入を得る「サブスクリプション」の導入で、収益が安定してきた。

(参考:「日経ビジネス」2021年2月22日号)

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