耳より情報 2021年4月No.2

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

電通が始めた独立支援

1.2021年、広告最大手の電通は、「ライフシフトプラットフォーム」と呼ばれるプログラムを始めた。それは、会社を退職して個人事業主となり、固定報酬を得ながらフリーランスや起業もできるシステムだ。対象は、新卒入社は勤続20年以上、中途採用は勤続5年以上かつ40歳以上だ。各個人は電通が設立した新会社「ニューホライズンコレクティブ」(NH社)と業務委託契約を結ぶ。最終的に集まったのが229人で、応募者の平均年齢は51.7歳だった。
2.契約の条件は、月一定回数以上の新規事業提案を行うこと、NH社が受注したプロジェクトへ参画すること等だ。これらを前提に契約締結から10年間は、電通時代の給与を基に算出した「固定報酬」が支払われる。メンバーから生まれた収益は、一定割合が電通に還元され、メンバーは「成果報酬」として得る。10年の間に段階的に固定報酬が減り、成果報酬が高まるよう設計されている。

(参考:「週刊東洋経済」2021年1月30日号)

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