
1.ヤマハ発動機が人事制度改革を断行中だ。2024 年1 月に管理職、25 年1 月に非管理職で新人事制度を導入した。新制度導入の背景の一つには、特に管理職において「仕事内容と給与が見合っていない」という問題意識があった。新制度導入で、飛び級による抜擢人事が可能になり、すでに年収で400 万~500 万円増加する事例も出ているという。一方、旧制度ではなかった「降格制度」も導入するなど、ドライな一面を兼ね備えたメリハリのある人事制度だ。
2.ヤマハは新人事制度で、飛び級や20 代管理職を可能とする一方、降格制度を導入した。その理由は「おとなしく過ごすことは、奨励しないことだ」と、チャレンジを促す効果を期待する。
3.新制度導入は、キャリア採用の人材争奪戦における競争力を高める思惑もある。キャリア採用の人数は、20 年度はわずか36 人だったが、24 年度は541 人で、採用数に占めるキャリア採用比率は64%に達した。結果としてヤマハはキャリア採用市場で競争力を高めた。
(参考:「週刊ダイヤモンド」2025 年11 月1 日・8 日号)