No.940 世界の経営学最前線、人とAI の協働戦略

 

1. 経営学では「新技術を導入して成果を上げるには、技術に合わせて組織を働き方や役割分担を見直すことが不可欠」とされてきた。近年は「AI に適した働き方」を論じる研究が相次ぐ。最近では「人がAI をどう使うか」という活用論から一歩進み、人とAI を1 つのチームと捉えた「協業・分業の設計」が研究のテーマとなっている。」 

2. 米クレムソン大学のネイサン・マクニース氏らは、「人のみ」「人・人・AI」「人・AI・AI」「AI のみ」という異なるチーム構成を比較分析した結果、タスク達成度やパフォーマンスは「AI のみ」が最も高かった。最も低かったのは「人のみ」だった。 

3. 一方、「お互いに分かり合えている」と感じる度合いは、「人のみ」のチームが最も高かった。従来のチーム研究では、相互理解はパフォーマンス向上の重要要因とされてきたが、AI を含むチームでは必ずしも当てはまらない。武蔵野大学の宍戸拓人准教授は「人のチーム前提とした『うまくかみ合ったチームづくり』のロジックが、AI が入ることで通用しなくなる可能性がある」と指摘する。

(参考:「日経ビジネス」2025 年12 月29 日・2026 年1 月5 日号)  

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