
1. 職場の一体感を高めるために、社内運動会や社員旅行を企画する企業は少なくない。私は社内行事はやめるべきだと思う。社員を大切にしたいなら、家庭での時間を多く取れるように配慮しなければならない。ワークマンは社内行事が全くない。以前は年始に全社員が出社し、だるまに目を入れる、といった行事があった。
2. 私は週末という言葉が嫌いだ。1 週間のうち、平日が先で、休日が後に来る。仕事が最重要で家庭や個人生活が後回しになるもの、というニュアンスを感じる。人は「職業人」である前に、「家庭人」であるべきだ。日本の全世帯のうち共働き世帯は7 割以上に上る。社員の多くが子育てや親の介護にも向き合っている。企業はこの現実を日々の業務に織り込む必要がある。しかし、いまだに勘違いしている企業や管理者が多い。
3. 飲み会が最たる例だ。古くてダメな会社ほど職場での飲み会が多い。飲み会でしか本音で話せないというのは、仕事を真剣にしていない証拠だ。夜の飲み会には子育てや介護をしている社員が参加しづらい。どうしても飲み会が必要なら業務時間内に会社負担で開くのが筋だ。
(参考:「日経ビジネス」2025 年12 月15 日号)