
1.TOTO や日本ガイシなど世界最大のセラミックス企業集団である森村グループ。その中核企業で長兄的存在でもあるのがノリタケだ。ただ近年は祖業の食器事業や主力の工業機材事業の需要が縮小し、事業構造の変革を迫られている。
2.ノリタケには120 年もの歴史があって、創業者の言葉(「保守に死す」現状維持は減退につながる)は皆が知っているはず。ただ、その言葉の解釈が違ってきている気がする。保守が「こだわり」になってしまった。いつの間にか守りに入ってしまっていた。長年の変化に皆気づいていない、というか聞きたくなかったのだろう。自分たちの事業を守ろうとして、無視したり排除したりした。
3.今まではどこかで甘えていた。先人がせっかく「保守に死す」という言葉を残してくれているわけだから、我々はもう一度原点に立ち返って、何をするか考えなといけない。社員に目標を与えたら、新規事業が幾つも出てきた。まだまだ事業を創らなければいけない。
(参考:「週刊東洋経済」2025 年12 月13 日号)