No.957 産業界の関心を集めているフィジカルAI 

 

1.エヌビディアの驀進(ばくしん)が止まらない。生成AIを追い風にアメリカのグーグルやアマゾン、マイクロソフトといったハイパースケーラーによるAIデータセンター投資は過熱の一途。そこで使われるGPU(画像処理半導体)の供給元として、エヌビディアはもはや不可欠な存在となった。データセンター向けのGPUで圧倒的な地位を築いたエヌビディアが、次なる一手として打ち出しているのがフィジカルAI、すなわち「現実世界で動くAI」だ。 

2. フィジカルAIと生成AIの大きな違いは、ミッション実行する起点だ。生成AIは人がスマートフォンやパソコンで指示を出すと、データセンターに積み込まれたGPUが計算処理してテキストや画像を生成する。ミッションを実行する起点はデータセンターだ。一方、フィジカルAIで実行するのはデータセンターではない。ロボットや自動運転車のようなエッジ(端末)に内蔵されたGPU、つまり「エッジAI」だ。人の動きや道路標識、工場のレイアウトといった現実世界の物理(フィジカル)データだ。 

(参考:「週刊東洋経済」2026 年2 月14 日号) 

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