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耳より情報

  • 2025年7月3日

No.812 一隅を照らすとはポストにベストを尽くすこと   宮本祖豊(比叡山十二年籠山行満行者・観明院住職) 

  1, 生きていく上では様々な壁に直面します。一瞬一瞬を精一杯勤め上げることが何よりも大切かと思います。と同時に修行が修行として成り立つ上では、神仏やご先祖様、周りの人たちのサポートが絶対に欠かせません。そういう様々なご縁に対する感謝を決して忘れてはいけない。よりもっと根本的な部分で申し上げれば、自分自身が過去世から積み上げてきた毎日毎日の徳が満行へと繋がっていく。それは人生や会社生活 […]

  • 2025年7月1日

No.811 事業が手段で人間尊重が本体だ 出光佐三(出光興産創業者、1885 年~1981 年) 

  1.私は人間というものは苦しいものと思っている。苦しみは死ななければなくならない。しかし、その苦労は無意味なものではない。苦労すればするほど人間らしくなる。僧侶とか学者とか、現実的でない人は死ぬまで修養している。修養は今の人に言わせれば苦しみである。刹那主義で、今日贅沢をして、うまい物を食って、いいことをして終わるだけだったら、犬や猫とどこが違うか。  2,私は商売を始めた […]

  • 2025年6月30日

No.810 古典に学ぶ   「加持祈祷」の「加持」とは何か 

  1.「加持祈祷(かじきとう)」という言葉がある。空海は、その加持の本質を、次のように記しています。加持とは「天地の力や仏の力に、人々の信じる心が感応して起こるもの」である、と。  2,彼は、加持を「月と水面」になぞらえて、月光が「加」であり、その光を映す水面が「持」であると説きました。つまり加持とは、仏の力(月光)が、私たちの心(水面)に映し出されて成立する状態だということ […]

  • 2025年6月29日

No.809 多様性を生かすには日常的な場が必要   苅谷剛彦(英オックスフォード大学名誉教授)

  1.最近のはやり言葉に、「DE&I」がある。日本語では多様性、公平性、包摂性となる。ここでは多様性について考えてみよう。日本の大学でも教職員や学生の多様化を図ろうとする動きが顕著だ。その理由づけに、異なる背景を持つ人々が協働することで豊かな視点やアイデアが生まれ、イノベーションが促進される、という見方がある。もっともな理由である。  2.しかし、それらが実効性を持つには、多 […]

  • 2025年6月27日

No.808 経営にもっとお年寄りの知見を 

  1.オリックスの宮内義彦シニア・チェアマンが言われている「今の高齢社会には年齢を重ねた人を避けるような風潮がある」という意見には共感できる。近年、日本のスタートアップなどでは、高齢の方が経営に携わるケースが極端に少ない。なるべく、古い考え方や習慣を取り除くことが重要だと考える人が多いのかもしれない。しかし、年齢を重ねるごとに知見が深まり、熟練の経営者にしか見えない視点は確かにある。も […]

  • 2025年6月25日

No.807 収奪的国家が生んだ「貧しい日本人」    河野龍太郎(BNPパリバ証券経済調査本部長チーフエコノミスト) 

  1, かねて日本の長期停滞の元凶は、儲かってもため込み、賃上げも国内投資も消極的な大企業にあると論じてきました。生産性改善の果実が正社員にも非正規雇用にも分配されないから、停滞が続くのです。「収奪的な社会制度では一国経済は衰退する」(2024年にノーベル経済学賞を受賞したダロン・A・アセモグルとジェームズ・A・ロビンソン)。気付かないうちに、日本は収奪的社会に向かっています。&nbs […]

  • 2025年6月23日

No.806 古典に学ぶ   困難に立ち向かうプロセスは、人を磨き成長させる 

  1.苦境を切り抜ける最善策を見つけるには、そのようにどっしりと構え、状況を見据えることが大切です。すると、それまでは自分でも知らなかった能力を発揮でき、思わぬ力が出るからです。  2.そうすれば、必ずなんらかの対処法が見えてくるのです。困難に立ち向かっていくプロセスは、人を磨き、成長させます。目の前の問題が、自分を成長させるということを心に留めておきましょう。  […]

  • 2025年6月21日

No.805 「初任給30万円」時代の企業の狙いと学生の変化 

  1.今春から大卒初任給を30万円以上に引き上げる企業が相次いでいる。今、産業界が初任給アップに走る要因の一つは、人手不足で人材獲得競争が激しさを増し続けていること。2つ目の要因は、学生側の意識の変化だ。学生に「初任給の額が求人への応募に影響するか」の質問に、「非常に影響する」の比率が24年卒で24.1%、25年卒は27%、26年卒では32.3%へ急上昇している。その理由は、「近年の物 […]

  • 2025年6月19日

No.804 不思議に手を合わせる    横田南嶺(臨済宗円覚寺派管長) 

  1.坂村真民先生の『全詩集』第七巻に「不思議抄」という詩がある。「神さま仏さまを祭るのが信仰ではない本当の信仰とは目に見えないものの不思議を知り素直な心になり すべてに愛を持つことだ」という一節もある。「目に見えないものの不思議」とはいったい何であろうか。  2.たとえば一本の木が大地に立っているとする。目に見えるのは、幹であり枝であり、茂った葉であり、またきれいに咲いた花 […]

  • 2025年6月17日

No.803 AI時代に必要な「組織再設計能力」    柳川範之(東京大学大学院教授) 

  1. 生成AI(人工知能)の進展が著しい。現状でいえば、1人の人間の仕事を完全に代替するのは難しいにしても、その人の仕事の何割かを肩代わりしてくれる。あるいは同じ時間で何人分もの仕事ができるようになるという形で、人間の仕事を補完する役割が期待されている。  2. したがって、生成AIの機能を組織内で十分に生かし、生産性を高める形で導入しようとするならば、組織の再設計・再編が […]

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