- 2024年8月15日
古典に学ぶ 相手を自分だと思って見る
1.怒りの根本をひもといてみると、そこには「思い通りにならない苦しみ」があります。結局、自分の都合通りにならないから、人は怒りに振り回されるのです。 2.自分自身の心を省みて、その「都合」が正当なものかを考え、感情をコントロールする方法を学ぶのが仏教の教えです。そして、感情をコントロールするためには、まず、相手を自分だと思って見ることが有効なのです。 (参考:名取芳彦監修「 […]
1.怒りの根本をひもといてみると、そこには「思い通りにならない苦しみ」があります。結局、自分の都合通りにならないから、人は怒りに振り回されるのです。 2.自分自身の心を省みて、その「都合」が正当なものかを考え、感情をコントロールする方法を学ぶのが仏教の教えです。そして、感情をコントロールするためには、まず、相手を自分だと思って見ることが有効なのです。 (参考:名取芳彦監修「 […]
1.日本経済は今、転換点を迎えている。円安による消費者物価の上昇に賃金上昇が追い付かず、個人消費が伸び悩んでいる。国内需要に支えられて成長してきた企業は、需要低迷に苦しむ。かといって、不慣れな海外展開ではブランド力が弱く、現地の趣向も分からないため、成功を手にするのは難しいだろう。 2.だが、今は年間3000 万人以上の外国人が来日し、その消費力は高まるばかりだ。その需要を取り込むだけ […]
1.家計支出に占める食料品の割合を示すエンゲル係数が、2023 年9 月に2000 年以降での最高を記録した。さらに更新を続け、あとわずかで30%台に乗りそうな勢いだ。エンゲル係数とは豊かさの指数であり、その上昇は日本人が貧しくなったことの証左にほかならない。上昇の一因は食料品の値上がりにある。とくに生鮮食品の価格上昇が顕著だ。 2.食料品以外でも、さまざまな品目の消費が減少している。 […]
1.20 世紀以降、世界が大衆の時代を迎えると以前にはなかった善悪が出現します。他人がそれを不快に感じるという基準です。ニーチェの道徳論の思想からそれぞれ理解することができます。ニーチェは、大衆社会では「他の違う行動をする者は道徳的に悪だ」という考え方が社会に広がると、20 世紀の大衆化の時代を看破しました。 2.この20 世紀の思想は、昭和のおじさん世代に強固にしみついてしまった社会 […]
1.「怒りをつくり出しているのは、自分の心」だと言うと、「そうは思えない、自分を怒らせる人が悪い」「誰だってあんなひどいことをされれば怒るはずだ」と憤る人もいるでしょうが、果たしてそうでしょうか。 2.クレーマーになる人とそうでない人がいるように、同じ行動をとられた時に激怒する人がいる一方で、平然と受け流せる人もいるものです。つまり、怒りとは自分自身の心がつくり出しているものなのです。 […]
1.企業が「脱炭素」を果たすために不可欠な再生可能エネルギー。安価で安定的に調達でるかが、国や企業の競争力を左右する時代に入った。国際会議では2030 年までに世界の再生エネ容量を3 倍に増やすことになったが、日本は地形や気候条件、コスト面から欧州などに後れを取っている。既に再生エネを巡る国内の争奪戦は始まりつつあり、出遅れれば未来はない。 2.米アマゾン・ドット・コムやグーグルも世界 […]
1.明治時代の作家・斎藤緑雨(りょくう)という人の言葉に、「拍手喝采は人を愚かにする道なり」とあります。決して自惚れずに、自分を律することはとても大事です。 2.白隠善寺(はくいんぜんじ)の『遠羅天釜(おらてかま』という書物の中に出てくる話です。お釈迦様がある時、一番弟子の迦葉菩薩に質問なされた。「どのような修行をすれば、大涅槃(だいねはん)(悟り)に至ることができるか」と。すると迦葉 […]
1.中小企業の強みは柔軟に変化できること、同族経営が多いことだ。大企業も中小企業も優秀な経営者がいるかどうかが重要だ。中小企業は小回りが利き、全体を変えていきやすい。変革には20 年、30 年と長期の視点が必要だ。同族経営であれば、トップが長時間経営に取れ組める。変化の激しい時代は中小企業のほうが有利だ。これからは、中小企業の時代になると考えている。 2.イノベーションを生むには新しい […]
1. 人間にとって、もっともやっかいな煩悩(ぼんのう)のひとつが怒りです。なぜなら怒りという感情は、自分の外側に向かっていく傾向があり、時には、他者への暴力的な言葉や行動につながることがあります。 2. それだけではありません。一度燃え上がった怒りが収まらず、自分自身の心を燃え尽くすことさえあります。いずれにしろ、怒りは負の連鎖を生む「害悪製造機」といっていいでしょう。 (参考:名取芳 […]
1.数字とビジョンが語れることは経営者に求められる大事なスキルなので、それができるCFO(最高財務責任者)が社長になるのはある意味で当たり前のルートです。かつて日本にCFO 的な経営者がいなかったわけではい。本田宗一郎とともにホンダを世界企業にした藤沢武夫は、CFO 的な経営者だったはずだ。昔から、日本にも「リスク」と「夢」を分けてうまく経営できる人材はいた。 2.①経営の観点から数字 […]