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耳より情報

  • 2024年10月25日

上司の「何とかしろ」が社員の「うつ病」の原因  米沢 宏(ジャパンEAPシステム取締役・精神科医) 

1. うつ病で休職する人の中で、最も多い原因が「上司との関係」です。心を病む社員が多い会社には共通点があります。売り上げなど成果を強く求めながら、社としての方針を示さず、社員に負荷を与えるのです。例えばライバル企業の新製品にシェアを奪われたら、本来会社として対策を立てるべきですが、それをせず「何とかしろ」と現場社員を追い立てたりします。  2. 何とかするのは管理職の仕事です。でも、実は […]

  • 2024年10月23日

古典に学ぶ  焦らず取り組めば必ず変化を実感できる 

1. 長年続けてきた考え方を変えるには、ある程度の時間はかかります。そんな時に、自己否定や後悔を繰り返すのは、得策ではありません。「迷いの再生産」につながるのですから。  2. つまずいたら、改善しながら取り組めばいいのです。その過程を繰り返すうちに、必ず変化を実感できる時が来ます。焦らず進みましょう。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出書房新社__ 

  • 2024年10月21日

「静かな退職者」は資産(米国) 

1. 米調査会社ギャラップによると、米国でエンゲージメントを持って働いている人の割合は24 年2 月時点で30%にとどまり、過去10 年で最も低かった。最低限の仕事だけをこなす「静かな退職」や、オフィスに短時間だけ顔を出す「コーヒーバッジング」のまん延を示す数値だ。  2. ボブ・ケレハー(米コンサルティング会社社長)氏は、「静かな退職者を、エンゲージメント向上の可能性を秘めた従業員と捉え直すべき […]

  • 2024年10月19日

下り坂には下り坂の風光がある  青山 俊董(愛知専門尼僧堂堂頭) 

1.曹洞宗(そうとうしゅう)を開かれた道元に「四(し)運(うん)を一景(いっけい)に競う」という言葉があります。四運とは人生でいえば生老病死。あるいは愛する日があれば憎む日もある。成功する日があれば失敗する日もある。そういう人生の諸々を道元は四運と言う言葉で表現され、いかなる時も落ち込んだり逃げたりせずに、同じ姿勢で一歩進んですべてを豊かな景色と受け止めよ、と論されています。私は病気をしてしみじみ […]

  • 2024年10月17日

世界と比較「仕事満足度」「エンゲージメント」「仕事の面白さ」共に低い    太田 聰一(慶応大学経済学部教授) 

従来の傾向として、他の先進国に比べて日本では働く人々の仕事満足度が低い。PWC社が行った昨年の国際比較調査でも、仕事に満足している労働者の比率はОECD (経済協力開発機構)全体の56%に対し、日本はОECD24 カ国中23 位にとどまっている。  2. 仕事への没頭や熱意などの「エンゲージメント」と呼ばれる側面でも日本の指標は他国に比べて低い。一昨年のギャラップ社調査によると日本において仕事に「 […]

  • 2024年10月15日

古典に学ぶ  「ありままの自分」には力がある 

1. 自分の能力だけでは難しい場合には、もう一つの「都合を少なくする」という方法です。物価が上がったのであれば、安い予算で工夫する。  2. 天気や気候は希望通りにならないので、仕方ないとあきらめて快適に過ごす方法を考える。このように対処すれば、自分なりに解決していけます。大丈夫。「ありのままの自分」には、それだけの力がありますから。  (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言 […]

  • 2024年10月13日

セブンが減収減益で「独り負け」 

1. コンビニエンス業界は、2024 年3~5 月期に最大手のセブンーイレブンだけが減収減益となった。なぜ、セブン「独り負け」となったのか。24 年3~5 月期は、ローソンの全店平均日販は前年同期から2 万2000 円増の55 万9000 円と過去最高額だ。ファミマは同前期比7000 円増の54 万8000 円。一方、セブンは同67万9000 円と3000 円減となった。収益はさらに厳しく「減収減 […]

  • 2024年10月11日

脱「JТC」が人材獲得のカギに 

1.この20 年、日本の賃金水準がほぼ変わっていない。他の主要国は2 倍前後に増加しており、近年の円安が内外賃金格差にさらに拍車をかける。その結果、海外に出稼ぎに行く日本人が増加し、海外永住者数も増加トレンドにある。今はまだ多くはない「グローバル流動人材」だが、若年層の中で「日本企業の組織文化」への嫌悪感は強まっている。この雰囲気が高まれば、若年層の海外流出が進み、国内の人手不足はさらに加速するだ […]

  • 2024年10月9日

休暇取得を職場の「初期設定」に   佐々木 周作(大阪大学特任准教授)

1. 職場での人間関係がある以上、社員は同僚と異なる動きをしたがらない。同僚が仕事をしている中で、休みを申し出ることは心理的負担が大きい。上司の雰囲気にも左右される。会社は、誰が上司でも機能する制度を導入する必要がある。行動経済学で、「デフォルト(初期設定)・ナッジ」という手法がある。ナッジは「そっと背中を押す」という意味だ。人は面倒くさがりなので、強い意志がなければ、あらかじめ設定されたものを選 […]

  • 2024年10月7日

古典に学ぶ  怒りの原因は何か 

1. 先ほど、怒りの原因は、「都合通りにならないこと」だとお話ししましたが、これは、人間が抱く苦しみ全般に通じます。その原因を自力で解決していけば、地獄も脱出できます。  2. それには、二つの方法があります。一つは、自分の力の及ぶ範囲で、「都合通り」になるように努力して願いを叶えることです。やりたいことがあるなら、時間をとってやってみる。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」) […]

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