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耳より情報

  • 2022年6月9日

耳より情報2022年6月 No.225

日本人のビジネスパーソンにリスキリング(学び直し)はなぜ必要か 山中俊之(著述業、芸術文化観光専門職大学教授) 1.リストラの対象になる人は、新しい付加価値につながろうとしない人、自ら学ぼうとしない人だ。今、ビジネス界で論議が盛んな「リスキリング」(日本語では「学び直し」と訳される)。このリスキリングで重要性が急激に増してきた理由は、デジタルトランスフォーメーション(DX)をはじめとした新しい知識 […]

  • 2022年6月7日

耳より情報2022年6月 No.224

人の子としての孝道は簡単ではない (解説)人の子としての孝道は、かく簡単なるものではあるまい。親の思う通りはならず、絶えず親の膝下(しっか)にいて親をよく養うようなことをせぬ子だからとて、それ必ずしも不孝の子ではない。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会

  • 2022年6月5日

耳より情報2022年6月 No.223

日本の半導体の「没落」原因 張忠謀(モリス・チャン、台湾、TSMC創業者) 1.「日本は80年代に世界の半導体産業をけん引したのに衰退しました」張:「衰退した原因の一つは、プラザ合意(89年9月、先進5ケ国によるドル高是正に向けた協調行動への合意)でした。1ドル=240円だったのが、87年末には120円まで円が上昇しました。もう一つは、韓国サムスン電子の李健熙(イ・ゴンヒ、2020年に会長職で死亡 […]

  • 2022年6月3日

耳より情報2022年6月 No.222

逆境に耐える 福地茂雄(アサヒビール社友) 1.「耐える」という言葉は、もはや辞書の中にしか存在しないと私は思っています。逆境と順境は、人生においても企業経営にとっても、交互にやってくるものです。順境の時には逆境の芽が潜(ひそん)でいる。一方、厳しい冬の寒さの後には、やがて暖かい春がやってきます。逆境は誰にもどこにでも例外なく訪れます。2.人と人との関わり合いから生じる逆境に際し、今日の日本人の多 […]

  • 2022年6月1日

耳より情報2022年6月 No.221

もう一つの花王を起業する 長谷部佳宏(花王社長) 1.予測不可能な事態が次々と発生する世界で、どうすれば勝ち残れるか。日用品国内最大手の花王は、危機の最中にあえて業務転換に挑む。異物を排除して得意分野に集中するだけでは、イノベーションは生まれない。「もう一つの花王を起業する」。この壮大な目標に向かって、腕利きの研究者や各事業部門のエースら約100人が新規事業分野に取り組んでいる。プロジェクト名は「 […]

  • 2022年5月31日

耳より情報2022年5月 No.220

アリストテレス・孟子の言葉も味わう (解説)アリストテレスは、「総ての商売は罪悪なり」と言っているそうであるが、それはまだ人文(じんぶん)の開けぬ時代のことで、いかに大哲学者の申分とあっても、真面目には受け取れない。しかし孟子も「富をなせば仁ならず、仁なせば富まず」と言っているから、等しく味わうべき言葉である。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会

  • 2022年5月29日

耳より情報2022年5月 No.219

引き継ぎ役は「サーチャー」 1.事業承継を巡っては「サーチファンド」という後継者探しと、投資リターンの両立を図る手法も広がり始めた。後継者がいない中小企業の経営をサーチャーと呼ぶ外部人材が引き継ぎ、株式をファンドが買い取る。サーチャーが経営者となって収益力を高めた5〜7年後に、ファンドは株式を売却して収益を上げる。2.1980年代に米国に誕生した手法で、サーチャーはビジネススクール卒業生のキャリア […]

  • 2022年5月27日

耳より情報2022年5月 No.218

DX成功に6要素が必須ロマン・ド・ロービエ(ボストンコンサルティンググループディレクター) 1.DXに成功した世界各国の平均は30%で、日本企業ここの水準より低い14%でした。DXに成功した企業は①事業上の明確な目標と結び付いたDXの全体的な戦略、②CEO(最高責任者)から中間管理職に至るまでのリーダーのコミットメント、③最高レベルの人材の投入、④アジャイルな考え方をベースにしたガバナンス、⑤成果 […]

  • 2022年5月25日

耳より情報2022年5月 No.217

日本のものづくりは解体の危機(その2、円安で製造業復活せず、今後は資源高の恐怖)寺島実郎(日本総合研究所会長) 1.日本に一番欠けているのは総合エンジニアリング力だ。日本の問題は、素材や部材、部品など個別技術のよさに酔いしれること。「下町ロケット」に涙し、「部材、部品では日本は負けない」という話で満足している。その間に埋没してしまう。大事なのはそれらの要素技術を体系化し、戦略的に統合して1つの完成 […]

  • 2022年5月23日

耳より情報2022年5月 No.216

自己を腐敗(ふはい)する (解説)その極、道義の観念も打忘れて、いわゆる目的のためには、手段を択(えら)ばぬというようにもなる。すなわち同僚を誤り、或いは大いに自己を腐敗する。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会

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