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耳より情報

  • 2025年6月5日

No.797 同意なき買収、日本企業に変革迫る近澤諒   (森・濱田松本法律事務所 弁護士) 

  1.買収提案を受けた側が最初から拒絶反応を示すという姿勢は、株主にはアピールしなくなっています。提案を受けた企業の株主構成にもよりますが、機関投資家株主の保有割合が上がっている中では、どちらかが絶対悪でどちらかが絶対善みたいな対応は、是々非々の議論をした結果であると評価されないからです。  2.TOBの提案を受けた時に対象企業側が徹底抗戦し、TOBに絶対応募しないでくれと株 […]

  • 2025年6月3日

No.796 人間の心の成長にとって最高の栄養は本である   安藤忠雄(建築家) 

  1.私自身、読書体験を通して「人間の心の成長にとって、最高の栄養は本である」という実感があります。かつては町に本屋さんがいっぱい並んでいました。ところが、この頃は本を読まない人が多い。読む人もだいたいネットで買うものですから、本屋さんがますます数を減らしている。でもネットで得られる情報には臨場感がない。  2.これからの社会を担っていく子供たちには、元気よく自由に世界に向け […]

  • 2025年6月1日

No.795 終生富豪にならず天職に精進する    鮎川義介(日産コンツェルン創始者、1880 年~1967 年)

  1.日産コンツェルンの創始者・鮎川義介は、東京帝国大学工科大学卒業時に「終生富豪にならず天職に精進する」と誓い、出自を隠して芝浦製作所の職工として働いた。その後、渡米して鋳鉄技術を学び、帰国後に福岡県で戸畑鋳物を設立する。後の日立金属である。同社を中心にして日立製作所、日産自動車、日本鉱業、日立造船、日本水産、日本冷蔵、・・など141 社、12 万人の従業員を雇用する日産コンツェルン […]

  • 2025年5月31日

No.794 古典に学ぶ   月日がたつのは早いものです 

  1.いったん船に乗り込んだら、進み方は自由です。オールで漕いでゆっくり船を進めても、エンジンを使ってハイスピードで前進しても、必ず目指す場所に行くことができます。  2.むしろ、自分のペースで丁寧に漕ぎながら進んだほうが、周りの景色を楽しめるかもしれません。月日がたつのは早いものです。仏の教えを学ぶのはもちろん、短い人生で何事かを成し遂げたいのなら、人生でいちばん若い今日ほ […]

  • 2025年5月29日

No.793 「上場廃止ラッシュ」は加速する 

  1.東京証券取引所の経過措置が2025年3月に終了し、新たな上場維持基準が適用される。さらに政策保有株式や親子上場の解消も進み、安定株主を失った企業は同意なき買収を容赦なく突き付けられる。あらゆる上場企業が安穏としていられない、淘汰の時代が本格的に到来する。  2.2024年の1年間、東京証券取引所で上場廃止となった企業は94社に上る。東証を傘下に持つ日本取引所グループ(JPX)が1 […]

  • 2025年5月27日

No.792 「社員の幸福度」を測定し改善(大塚商会) 

  1.2024年12月決算で売上高が1兆円を超えた大塚商会。現場の強い営業力で知られており、かつては「どぶ板を歩くこともいとわない」ともいわれた。大塚裕司社長はIT(情報技術)に本格的に取り組み、科学的な視点を持って現場を牽引する管理職を育成する。大塚氏は「昭和の営業はアドバイスが属人的であり、ただ『売ってこい』も多かった。科学的な営業を取り入れたことで管理職の役割は本来の姿になった」 […]

  • 2025年5月25日

No.791 社内政治を徹底否定 ロジカルに決まる社風    大野龍隆(ミスミグループ本社社長) 

  1, ミスミグループは1963年に部品の専門商社として設立後、時代ごとにビジネスモデルを進化させてきた。躍進の裏側には、やはり成長へのこだわりが根底にあると思う。当社は商品の性能や技術では勝負しない。創業時から一貫して、ビジネスモデルこそが心臓部だ。進化を止めれば、顧客に価値を提供できなくなる。現状に危機感を持ち、変革を望む意志が強い。だからイノベーションを起こせる。  2 […]

  • 2025年5月23日

No.790 古典に学ぶ   仏教の教えを学び始めれば悟りへとたどり着ける 

  1.「船に乗り込めば、必ず目的地に着ける」。ただし、早く結果を出そうと焦ったり、物事を効率よく進めようと慌てたりする必要はありません。大切なのは、急いで何かをやることではなく早くスタートすることです。  2.仏教では、彼岸へ渡る船に乗り込みさえすれば、自然に目的地に着くと考えます。つまり、仏の教えを学び始めれば、おのずと悟りへとたどり着けるのです。ですから、一日でも早く船に […]

  • 2025年5月21日

No.789 リスキリング・スキルアップの目的 

  1.新しいスキルの修得に当たり個人がまず考えるべきは、「今の自分がそれを身に付けることで何が起こるのか」だ。昨今、リスキリングやスキルアップというと、学ぶこと自体に焦点が当たりがちだが、「そのスキルは仕事の中でどう評価されるのか」が明らかになっていなければ、ただ身に付けるだけで終わってしまう。  2.例えば、現在勤務する企業で働き続ける前提のリスキリングなら、周りの人が持つ […]

  • 2025年5月19日

No.788 脱JTC目指して「青い鳥」探し(社内起業家ブーム) 

  1.新規事業の開拓や人材引き留めを目指し、日本の伝統的な大企業で社内起業制度の導入が相次いでいる。近年は保守的な面へやゆの意味を込めて「JTC(ジャパニーズ・トラディショナル・カンパニー)」と呼ばれることもある伝統的な日本企業。なぜ今、制度の導入が相次いでいるのか。背景には、急速な環境変化に事業と組織の両面で対応しなければならないという脱JTCに向けた危機感がある。  2. […]

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