- 2022年4月21日
耳より情報2022年4月 No.199
大切なのは「部外者の視点」 鳥塚亮(えちごトキめき鉄道社長) 1.2019年から新潟県にある第3セクター、えちごトキめき鉄道(上越市)の社長を務めています。観光列車を走らせるだけではなく、普段は立ち入り禁止の車庫を巡るツアーとか、回送列車ツアーなどを企画しています。何に価値があるのかを発掘するのがポイントです。自分たちには当たり前の場所であっても、外の人にとってはワンダーランド(おとぎの国)だった […]
大切なのは「部外者の視点」 鳥塚亮(えちごトキめき鉄道社長) 1.2019年から新潟県にある第3セクター、えちごトキめき鉄道(上越市)の社長を務めています。観光列車を走らせるだけではなく、普段は立ち入り禁止の車庫を巡るツアーとか、回送列車ツアーなどを企画しています。何に価値があるのかを発掘するのがポイントです。自分たちには当たり前の場所であっても、外の人にとってはワンダーランド(おとぎの国)だった […]
世界的な資源インフレでの企業の声(企業の7割が「経営に打撃」大手50社) 1.精密機械業…原油高と運送コストの上昇は、そう簡単には下がらず、この水準で固定する可能性が高い。国全体で賃上げを行って、同時に価格転嫁を進めるべきだ。2.建設業…資材コストの上昇局面は非常に難しい経営環境。3.食品業…低価格志向の強い食品を扱う当社にとって、コスト高の継続は経営状況に影響を与える。価格訴求ではなく価値訴求を […]
非財務情報の開示や充実の背景 伊藤邦雄(一橋大学CFO教育研究センター長) 1.機関投資家は気候変動関連のリスクや機会、人的資本など、非財務情報の開示や充実をますます求めるようになっている。その背景は大きく3つある。1つ目は会計の地殻変動だ。かつては最新の生産設備など、ピカピカの有形資産を持っていれば競争力が上がり、ひいては企業価値も高まった。ところが、1990年代後半以降、企業価値を高めるドライ […]
無駄な時間を費す (解説)我々が始終一殊に私などは、それについて恥入って、諸君にも始終迷惑をかけるが、この物の切(きり)盛(もり)のつかぬために無駄な時間を費す。これがどうも事物の進むほど注意せねばならぬことと思う。従ってこれが極端に行くと、能率が大変に悪くなる。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会
花王製品を売り場から追放(オーケー) 1.2月3日、日用品大手、花王の2021年12月期決算会見が開催された。長谷部佳宏社長は原材料高騰を理由に、22年3月をめどに衣料用洗剤や柔軟剤、紙おむつなどの一部製品を値上げする方針を明らかにした。「業界でのリーダーシップを取り、あらゆる手段を尽くして値上げを行うつもりだ。できるだけ消費者の皆さまや流通の皆さまにご理解いただける形で、早期に取り組む」(長谷部 […]
死んでからも修行である 千玄室(茶道裏千家前家元、数え百歳) 1.私は復員してもう一度、最初から茶の稽古(けいこ)をやり直さないといけないと思って、ある時、父親に「道とは何ですか」と聞いたことがあるのです。そうしたら「死んでからも修行じゃ」と。なんで死んでからまで修行ができるのかその時は分からなかった。90歳くらいになった時に初めて「なるほどな。自分で選んで歩いてきた道が未完成であるのは当然や。私 […]
ニューノーマル(新常態)は到来しない ジム・コリンズ(米経営学者「ビジョナリー・カンパニー」の著者) 1.「歴史とはサプラズの研究である」というのは歴史学者エドワード・T・オドーネルの言葉です。私たちの生きる世界の本質をよく捉えており、今回のパンデミツクは改めてそれを痛感させる出来事でした。10年前は世界金融危機、20年前は世界同時多発テロを経験したように、破壊的サプライズが起こるというのが歴史の […]
粗製濫造を防ぐ (解説)さらにまた日本品使用の機運が動いたのを奇貨として、詰らぬ物を粗製濫造し、忠民なる国民を欺瞞(ぎまん)し、一時の私腹を肥さんと試むる商売人もあろう。かくのごときもまた国産の発達を阻害すること尠(せん)少(しょう)でないから、相いましめてかかる不逞漢の輩出を防がねばならぬのである。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会
人生の再登山に欠かせない「心理的資本」 中原淳(立教大学教授) 1.組織心理学では、成長を続ける組織には豊かな「心理的資本」があることがわかってきた。そこで働く人々は、「HERO」と略称される4つの特徴的なメンタリティーを持っている。すなわち、①Hope(希望)=先行き不透明でも見通しは明るいと思える心、②Efficacy(自己効力感)=自分からできると思える自信、③Resilience(復元力) […]
円安は賃下げと同じ、日本の地位は低下する 野口悠紀雄(一橋大学名誉教授) 1.円安は日本経済の体力を消耗させ、日本を衰退させる。賃金が上昇しないままで、家計はこれから物価高に直面することになる。上がったとしても実質賃金が上昇するほどには上がらないだろう。だから、家計は貧しくなる。第1次石油ショック時のトイレットペーパーの買い占めの再来があり得る。企業は、輸入物価の上昇分を簡単には転嫁できないため、 […]