耳より情報2021年6月 No.34

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

目の前の危機を乗り越えてきた 桜井博志(旭酒造会長)

1.典型的な地方の中小の酒蔵だった旭酒造は、私が経営を引き継いでから40年弱で売上高が70倍以上に伸びました。清酒の種別の一つである「純米大吟醸」でいえば、日本一の規模になっています。山口県岩国市の山深い地域にある地酒メーカーが「なぜ全国で販売するメーカーになれたのか」とよく聞かれるのですが、結論から言えば「運があった」のだと思います。
2.経営者として、明確な戦略を持って進んできたわけではありません。目の前の危機を乗り越えようと必死に試行錯誤することを繰り返してきました。地元4社でしんがりという弱い立場だったから東京という格段に大きな市場の開拓に乗り出しましたし、売れなかったから、それまで以上に高品質なお酒を造ろうとしました。杜氏とうじを置かずに社員だけで生産するという新しい作り方にも挑みました。


(参考:「日経ビジネス」:2021年4月5日号)

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