耳より情報2022年4月 No.201

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

中興の祖の3つの能力

1.1980年代までは伝説として語り継がれた中興の祖が数多く存在する。では失われた30年で、中興の祖と呼ぶに相応しい人物は誰か。そのリーダーたちは大きく3種類に分けられる。会社の危機を救い再建を果たした経営者。新たな事業を生み出し、会社や組織の姿を大きく変えた経営者。最後が、既存事業をベースに海外展開などで事業を拡大した経営者だ。「会社が置かれたフェーズに合わせて、3つの能力を備えた経営者を指名することが成長には必要だ」。入山章栄早稲田大学ビジネススクール教授はこう指摘する。
2.一例を挙げると、武田薬品工業の武田国男氏だ。創業家の三男坊で、入社以来、一貫して窓際族。やる気を失いかけていたところから一転、「鬼」と呼ばれるほどの大改革を成し遂げた。長兄の彰郎氏が急逝し、急きょ社長を引き継いだ。「周りは“ゴマのすり兵衛”ばかり。全部飛ばしました」(国男氏)と語ったように、上司に取り入り社内政治に執心するような古い風土は切り捨てた。
3.「会社というのは、命がけで取り組まないと絶対変わらへん。負けん気、やるんだという気持ち。それが揺らいだら、もうあかん。それが改革でしょう」(2003年、国男氏)という信念を貫き、会社を生まれ変わらせた。

(参考:「日経ビジネス」2022年1月24日号)

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