このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
オフィスはどう変化していくのか 稲水伸行(東京大学大学院准教授)
1.在宅では、自分で仕事の管理をしながら働く必要があるので、仕事に対する自律性の意識が高くなり、「やらされ感」が少なくなって、仕事に対するポジティブな感覚が生まれたという良い面があります。一方で、テレワークの頻度が高過ぎると、メンタルや健康上の問題が発生するという悪い面もあります。特にコミュニケーションの面では、雑談が減って、ちょっとした会話でつながっていた人間関係がうまくつくれなくなったという側面もあります。
2.これからのオフィスは、社員同士のコミュニケーションやコラボレーションをする場所、というように機能特化するかもしれません。オフィスで対面する人とオンラインで参加する人がいる、ハイブリッド型のオフィスになる可能性もあります。
(参考:「週刊ダイヤモンド」:2022年3月12日号)