耳より情報2023年8月 No.456

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

父は敬の対象、母は愛の対象(安岡正篤) 

1.安岡正篤は『治学』では、学問を通して人間を磨いた代表的な先人や座右の書とすべき名著名文などについて語られております。また、「藤樹・蕃山両先生と今後の学問」の章では中江藤樹・熊沢蕃山(ばんざん)という二人の儒者についてその真摯(しんし)な学問への姿勢を高く評価されています。 

2.藤樹先生の「愛と敬」についての考え方です。「藤樹先生は又人間というものを反省考察され、人間の人間たる所以(ゆえん)、人心の最も大事な要素・作用は愛と敬にあると言われておる。これは今日われわれが学問をし、実践してゆく上に於いて、やはり大事な根本原理でありますがこれが発展して先生の考の学問・信念となったのであります」。これを受けて安岡先生は、「父は敬の対称・母は愛の対象である」と述べられています。 

(参考:「致知」2023 年7 月号)

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