成果が出るまで待つこと、待つことは人材育成の手段と割り切る  井上礼之(ダイキン工業会長兼グローバル代表執行役員) 

1.ダイキンには「野人」が多い。「野人」とは、野性味にあふれていて一匹おおかみで、上司の言うことを聞かずにやりたいことをやっている社員です。ダイキンには性善説に基づいて「出る杭は認める」文化があります。ほめることはあっても罰は少ない。だから、好き勝手にやる社員は多いし、やってるやつが育つ。ダイキンに入社したら、人は丸くならないのです。 

2.自主性を尊重し、社員にはどんどん修羅場を与えて挑戦させていきます。だから、自ら考える習慣もつく。チャンスや修羅場はどんどん与え続けなければいけません。それが途切れると、意欲はガタッと落ちてしまう。重要なのは(成果が出るまで)待つことです。チャンスを与えても多くは期限までに成果が上がらない。だから、待つことは人材育成のための手段と割り切らないといかんでしょう。 

3.しかし、待つのはとても難しい。役員の間で唯一、足並みがそろわないのは「(成長を)待つ」ことです。何やぼやぼやとしてるんやと、つい急いでしまうわけです。それも時には必要。ただ人材育成は集合教育ではできず、具体的な仕事を与える職場内訓練(OJT)でこそできるものです。不思議なことに、待つことで人は大化けすることがあります。 

(参考:「日経ビジネス」2024 年3 月18 日号) 

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