1.5 月21 日、経済産業省が主導し、新たな太陽光発電技術として注目される「ペロブスカイト型太陽電池」の開発・普及を加速させるための官民協議会が発足した。積水化学工業、パナソニックホールディングスなどの国内主要メーカーに加え、素材メーカーや住宅・不動産業界、さらには東京都など100 を超える自治体も加わる、文字通り「オールジャパン」の連携組織だ。
2.ペロブスカイト型の特長は、一般的な結晶シリコン型太陽電池に比べ圧倒的に軽量で薄く、湾曲させることもできる点にある。主原料であるヨウ素は日本が生産量で世界第2 位を誇り、中国からの供給に頼るシリコンに比べ、エネルギー安全保障上の利点もある。商用化に向けて日本勢が先頭を走る。積水化学は25 年の販売開始を目指している。
(参考:「日経ビジネス」2024 年6 月3 日号)