半導体の盟主インテルが苦境に陥る 

1.インテルは半導体の設計から製造までを自社で一貫して行う「垂直統合」で、半導体の高性能化につながる微細化を進め業界をリードしてきた。一方、ТSMCや韓国サムスン電子はファウンドリー事業により半導体の生産規模を拡大。10年代後半以降、先端技術開発でインテルは後れを取るようになった。93年から30年間安定してA格を保っていた格付けは23年から継続的に格下げが続き、8月にはトリプルB格に下げられている。 

2.2024年1~6月期の営業利益は30億ドルの赤字。半導体大手・米クアルコムがインテルに買収を持ち掛けたという報道が浮上するなど、かつての業界盟主が置かれている状況は非常に厳しい。技術力・業績ともに、かつての輝き取り戻せるのか。インテルの苦悩はしばらく続きそうだ。 

(参考:「週刊東洋経済」2024 年10 月12 日号) 

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