No.757 多角化と社内ベンチャーの可能性を探る 

 

1.昨年、日本はGDP(国内総生産)がドイツに抜かれ4位に転落した。為替など言い訳せず、日本よりも人口が少ないドイツに抜かれたことを真摯に受け止めるべきだろう。日本の低迷が続く理由の1つに、米国のシリコンバレーのようなベンチャーを排出する土壌がなく、産業の新陳代謝が進まないことがあるといわれている。だが、この四半世紀の日本でのベンチャー育成の取り組みとその結果を見ると、答えは出ている気がする。 

2.多角化と社内ベンチャーをその可能性の1つと考える。数年で華々しい社会的インパクトを起こすような起業とは違うが、既存事業や祖業の衰退を補い、会社を支える存在になる例もある。富士フィルムは社内に眠る技術を生かしてフィルムに隣接する分野に進出し、事業転換を実現した。大日本印刷は印刷で培った技術を生かして半導体製造用のフォトマスクなどを育成し、今やエレクトロニクス分野が営業利益の過半を稼ぐ。両社とも周辺技術を生かした多角化が成功したものだ。 

(参考:「週刊東洋経済」2025 年1 月18 日号)  

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