No.895 経営者自身が力を発揮できる環境、それが「知の探索」である 入山章栄(早稲田大学大学院教授) 

 

 

1. 中小企業の外部環境は、人口減少や高齢化という観点で当たり前に厳しいです。ただ、何より大きな課題は「経営者のマインドの低さ」だと考えていいます。上場企業のような株主からの成長圧力が働きにくいため、経営者がどれだけ成長意欲を持てるかが、事業の発展を左右します。 

2. もちろんマインドを変えるのは容易ではありませんから、成長マインドを持つ経営者が自然に力を発揮できる環境を整えることが重要です。その環境づくりに不可欠なのが「知の探索」です。 

3. 「自ら知を探す」だけでなく「見つけてもらう」ことも大切です。毎年同じ展示会に参加するだけでは新しい出会いは生まれません。経営者自身が積極的に移動し、新しい刺激を得ることが重要です。 

(参考:「週刊東洋経済」2025 年10 月11 日・18 日号) 

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