No.896 海外サプリメントに潜む危険性    芳賀恒人(エス・ビー・ネットワーク取締役副社長) 

 

 

1, サントリーホールディングス(HD)代表取締役会長の新波剛史氏が、違法成分が含まれた疑いがある海外製のサプリメントを入手したとして福岡県警の捜査を受けたと同社が公表、同氏は会長職を辞任した。改めて当たり前のことを言うが、大麻は安全ではない。大麻を乱用すると、「記憶や学習能力、知覚を変化させる」「乱用を続けることにより、無動機症候群といって毎日ゴロゴロして何もやる気のない状態や、人格変容、大麻精神病等を引き起こし、社会生活に適用できなくなる」などと厚生労働省は注意喚起している。大麻は依存性が高い「ゲートウェイドラッグ」である。 

2,そして「経営者と薬物使用」は、企業にとって重大な経営リスクになり得る。例えばオリンパスでは昨年10月、欧州出身のCEO(最高経営責任者)が違法薬物を購入した疑いで書類送検、在宅起訴された。薬物関連について、「(違法となる)日本で使用したことはないが、(合法となる)海外で使用したことはある」という人もいる。しかし、「日本では違法なものは、とにかく違法」という当たり前のことを強く認識すべきだ。 

(参考:「週刊ダイヤモンド」2025 年10 月25 日号) 

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