- 2024年11月13日
インドが熱い「脱中国」で脚光
1.国際協力銀行が日本の製造業向けに「長期的な有望国」の調査で、インドは中国を突き放し断トツとなった。有望国と目される理由の一つは人口だ。インドの人口は23年に14億2860万人で、中国を抜いて世界一になった。しかも、年齢の中央値は27.9歳(22年時点)。四半世紀後の50年になってもなお38.1 歳と、働き盛り世代がボリュームゾーンを占める。 2.1人当たりの平均所得水準は現在250 […]
1.国際協力銀行が日本の製造業向けに「長期的な有望国」の調査で、インドは中国を突き放し断トツとなった。有望国と目される理由の一つは人口だ。インドの人口は23年に14億2860万人で、中国を抜いて世界一になった。しかも、年齢の中央値は27.9歳(22年時点)。四半世紀後の50年になってもなお38.1 歳と、働き盛り世代がボリュームゾーンを占める。 2.1人当たりの平均所得水準は現在250 […]
1.老後2000万円問題が話題になって以降、世間では老後の生活費を心配する声が後を絶ちません。しかし実は、統計によると60代以降で買い物が増えており、生活に余裕が出ているという傾向が見られます。年代別に見ても50代は消費支出額が前年比6%以上も減少しているのに、60代の減少率は1%台と低く、70代はむしろ増加していて、消費の内容からは楽しみながら買い物をしていることがわかります。 2. […]
1.1985年に味の素に入社し、人事部に配属された。あの頃と比べると人事部はいろんな進化を遂げていると思う。当時は1つの目標に向かい、愛社精神を育みながら均一な組織をつくることが求められた。今は一人ひとりの考えを認め、多様性を大事にして企業の価値を上げていくことが重要になっている。 2.ただ、今の人事は人員に対して仕事量が多すぎる。「失われた30年」の間に人員は削減され、人件費も抑制さ […]
1.人間にとって、自然は切っても切り離せないものです。しかし慌ただしい日々の中で、私たちはその存在を忘れ、頭でっかちな状態になっているのではないでしょうか。 2.身近にある自然に目を向けてみましょう。必ずしも大自然の中に行く必要はありません。庭の草花や街路樹の葉に手で触れてみる。五感を研ぎ澄ませて自然に触れると、私たちを取り巻く神秘に目を見張ることでしょう。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照ら […]
1.トヨタ自動車や日本航空など名だたる企業で不正や過失が明らかになっている。背景にあるのが現場への負荷の高まりや組織風土の悪さだ。失敗の原因は現場ではなく、日々の経営判断にこそ内在している。労働災害も増加傾向にある。23年、休業4日以上の死傷者数は13万5371人と前年から約300人増え、3年連続の増加となった。 2.企業が直面する失敗の本質的な原因は、不正を働いた当事者や、過失を犯し […]
1.今夏のパリ・オリンピックは久しぶりに興奮し、元気が出ました。一方、考えなければいけないのは、スイスのIМD(国際経営開発研究所)から毎年公表される「世界競争ランキング」です。日本はかって平成の初め頃は1位から4位の間で安定し、上位でした。しかし2024年には前年から三つ順位を落として38位、下降の一途を辿っています。オリンピックとは裏腹に、こちらは危機的な状況にあります。真に国家の大事であるに […]
1.パナソニック(旧松下電器産業)は2011年4月にパナソニック電工(旧松下電工)と三洋電機を完全子会社化。翌12年1月に3社は事業を統合し、1つのグループになった。それから12年。パナソニックHD全体の利益の「約3分の2が松下電工由来の事業が稼いだ利益」(関係者)ともささやかれる。裏を返せば、松下電器や三洋電機由来の製品やサービスは思うように利益を上げておらず、グループ全体の業績も低迷している。 […]
1. 朝は、清らかな谷川の水を一杯飲んで命の糧とし、夕方は山の霞(かすみ)を一口食べて心を養う。まるで仙人のようですが、これは、空海が高野山で過ごした日々を綴った文です。 2. 清冽(せいれつ)な気に満ちた高野山で、空海は大自然に抱かれながら修行三昧の毎日を送りました。霊山にあふれる自然の精気が精神性や感性を高めました。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出書房新社__
1. 東京ディズニーシーの開業からまもなく23 年。オリエンタルランドが新たな事業として目をつけたのは、またもや「海」だった。オリエンタルランドは7月9 日に会見を開き、船旅を提供するクルーズ事業に参入すると発表した。船を新たに建造し2028 年度の就航を目指す。まずは首都圏の港発着で、2~4泊のショートクルーズを運航する。 2.船内はテーマパークそのものとなりそうだ。ディズニーキャラ […]
1.生成AIなどの技術革新が世界を変えようとしている今、イノベーションを支えるのは高度で専門知識を持つ人材だ。その対象となる指標の一つが博士号取得者数だ。主要国では、インターネットが普及した2000 年以降、博士号取得者数が大幅に増加している。トップの英国が人口100 万人当たり340 人、ドイツが同338 人、韓国が同317 人、米国が285 人と続き、韓国と米国は倍増の勢いだ。 2 […]