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耳より情報

  • 2025年5月17日

No.787 労働者の手取り停滞の真因は社会保険料の増大にある    小林俊介(みずほ証券チーフエコノミスト) 

  1. 日本の労働者が豊かになれない要因を、低い労働生産性に求める言説がはびこってきた。だが、日本のマンアワー当たり労働生産性は、2000年から23年の間に16.8%改善している。つまり、生産性の改善をほぼ全て、他の要因が相殺してしまったということだ。  2. 労働者が豊かになれなかった真因は、大きい順に、①税・社会保険料負担の増加、②交易条件の悪化、③労働分配率の停滞である […]

  • 2025年5月15日

No.786 古典に学ぶ   明日という日が来る保証は誰にもない 

  1, 空海自身も子供の頃から、悟りを開いて人々を救いたいという志を立てていました。人生がいつ終わるのかはわからないという意味では、私達が生きる現代もまったく同じです。  2,明日という日が来る保証は、誰にもありません。だから、もし現状を変えたいと思うのなら、グズグズせず、今すぐ行動し始める必要があります。  (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出書房新社__  […]

  • 2025年5月13日

No.785 抜擢と降格は社内にダイナミズムを生む 

  1.ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)は、社員を管理職に就ける際、原則として「代理」からスタートさせる。部長は部長代理、課長は課長代理という具合だ。能力と意欲のある社員を「代理」にして業務を任せ、役割を果たしながら成長してもらおうと考えたからだ。  2.代理職がある企業は珍しくないが、同社の運用は少しユニークだ。例えば、1つの部に部長か部長代理の一人しかおらず、 […]

  • 2025年5月11日

No.784 SCMは単独の部門や企業だけではできない 

  1.原材料の調達から最終顧客までのサプライチェーン全体を最適化する手法であるサプライチェーン・マネジメント(SCM)。ある半導体製造装置メーカーの場合、顧客である半導体製造装置メーカーの製造装置が故障すると顧客は24時間以内の修理を要求してくる。それが米国で発生し、必要部品が現地販社にないと日本の工場に注文することになる。  2.だが工場は「操業時間外で注文を受けられない」 […]

  • 2025年5月9日

No.783 社員に真心を尽くせば社員は返してくれる    塚越寛(伊那食品工業最高顧問)

  1. 1977年、脱水用の五百キロの重しが落下して女性社員が重傷を負う事故がありました。この後、私は最新の脱水装置を設置することを決めました。それには莫大な投資が必要で、万一、経営が破綻することもあり得たのですが、社員が怪我をしてしまう環境で事業を続けても会社として存続する意味はないというのが私の考えでした。結果的に非常に安全で衛生的な環境に生まれ変わりました。  2. 社 […]

  • 2025年5月7日

No.782 古典に学ぶ   動き始めるのは一日でも早いほうがよい 

  1.空海の生きた次代は医療も発達しておらず、疫病の流行や災害もあり、今よりも何倍も厳しい時代でした。そんな環境の中でいつ終わるともしれない人間の命を、空海は次のように表現していました。  2.昨日生まれたようであっても、髪にはすぐ白いものが混じる。今朝は元気いっぱいでも、明日のゆうべは病を得て死んでしまうこともある。だから、悟りを開きたいと思うのなら、一日でも早く学びを実践 […]

  • 2025年5月5日

No.781 パナソニックが「聖域解体」 

  1.パナソニックホールディングスの楠見雄規社長は、テレビ事業を2025年末までに撤退か事業売却かを検討することになった、と語った。専門店にとってテレビブランド「ビエラ」がなくなることの意味は計り知れない。テレビ事業は、これまで業績不振に陥るたび経営改革を行ってきたパナソニックにとって手が出せない「聖域」だった。  2.パナソニックが白黒テレビ発売の1952年から手がけてきた […]

  • 2025年5月3日

No.780 続ければ気づく力が付く   上甲晃(志ネットワーク「青年塾」代表) 

  1.松下幸之助が言っていたのは、知識や技術は道具にしか過ぎない。それを使う人が立派な人間にならない限りは、どんな優れた知識、技術を身につけても本当の意味で生きてこないということです。先ず何よりも、よき人間をつくること、いいことを知っているというのではなく、いいことができる人を育てなければならないということです。  2.イエローハット創業者・故鍵山秀三郎は、続ければ気づく力が […]

  • 2025年5月1日

No.779 賃上げは経営者の志だ    森雅彦(DMG森精機社長)

  1.物価は上がっているのだから、賃金は上げないといけない。値引きを抑えて、生産性を高めて、増えたグロスマージン(粗利益)の2~3割を社員に分配する。日本はこの30年間、定価を上げるという発想がなかった。しかし、ドイツは毎年価格表を作って、定価を数%上げている。「安さ」を売りにしている国は絶対に良くならない。賃上げはいたずらに金額だけ増やしてもだめ。時給を上げないといけない。  […]

  • 2025年4月30日

No.778 古典に学ぶ    謙虚な姿勢 

  1.では、好奇心を持って学ぶには何が必要でしょうか。それは、「自分は何も知らない」という認識です。自分が井の中の蛙であり、広い世界を全く知らないと気づけば、謙虚な姿勢が生まれます。  2.その姿勢が好奇心となり、学びの原動力となるでしょう。世界には学ぶべきことがたくさんあります。今まで目を向けなかったことにも目をむけましょう。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」) […]

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