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耳より情報

  • 2021年10月1日

耳より情報2021年10月 No.93

「日立ショック」が重大な理由 ウリケ・シェーデ(米カリフォルニア大学教授) 1.日立製作所の企業変革(09年3月期の7873億円の赤字の時、構造改革に着手したこと)が、日本人にとって「日立ショック」といえるほど重要な「大転換」であることを伝えたい。それは、次の3つの理由からだ、①「選択と集中」、バージョン2.0の神髄。日立は、電機メーカーからインフラ・データソリューション会社への大転換を含む「KA […]

  • 2021年9月30日

耳より情報2021年9月 No.92

誠心誠意事業に忠実である (解説)しかして彼等の悪手段はいまだそれ位にては尽きない。その極端なる者に至っては、会社の金を流用して投機をやったり、自己の事業に投じたりする者もある。この種の悪事は、結局その局に当たる者が道徳の修養に欠けるよりして起こる弊害で、もしもその重役が誠心誠意事業に忠実であるならば、そんな間違いは作りたくとも造れるものではない。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会

  • 2021年9月29日

耳より情報2021年9月 No.91

コロナ後の「新ノマド」像は何か 大前和徳(起業家・MBA講師) 1.今年のアカデミー作品賞に輝いたのは「ノマドランド」。リーマンショックの余波で長年住み慣れた自宅を失い、キャンピングカーでの暮らしを始めた女性のたくましい生き様を描いた傑作だ。自由の国アメリカで究極の自由となった車上生活者たちの生活を追い、自由とは何かと問い掛けている。リーマンショックは、1950年代からアメリカの繁栄を支えた中流階 […]

  • 2021年9月27日

耳より情報2021年9月 No.90

家庭に眠る不用品は37兆円 1.安倍氏は、2014年1月の施政方針演説で、「かつて日本は東京五輪の1964年を目指し、大きく生まれ変わった。2020年の東京五輪を日本が新しく生まれ変わる、大きなきっかけにしなければならない」と国民に訴えた。だが、消費者の財布のひもは固かった。日本の家庭に眠る不用品は総額37兆円にも上る。これではさらにモノを買い増しても、満足感を得ることは難しい。2.「物質的にはあ […]

  • 2021年9月25日

耳より情報2021年9月 No.89

異業種間の技術交流が肝(エレキ中心からエンタメや金融も主役に) 勝本徹(ソニーグループ副社長兼CTO) 1.10年ほど前のソニーは、エレキと半導体がポートフォリオ上の主役だった。したがって技術もそれらを起点に組み立てていた。その頃は「エレキとエンタメのシナジー」とか「ハードとソフトの融合」とは言われていたが、エレキを中心に据えていた。2.ところがここ3〜4年は、(ともにエンタメ事業の)音楽と映画で […]

  • 2021年9月23日

耳より情報2021年9月 No.88

詐欺の行為 (解説)しかるにそれら二人の者より更に、一歩進んで、その会社を利用して自己の栄達を計る踏台にしようとか、私欲を図る機関にしようとか云う考えをもって重役となる者がある。それらの者の手段としては、株式の相場を釣上げて置かぬと都合が悪いと言って実際は、有りもせぬ利益を有るように見せかける。これらのやり方は明らかに詐欺の行為である。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会

  • 2021年9月21日

耳より情報2021年9月 No.87

テナント飲食店を「サブスク」で支援 1.三井不動産が商業施設に入居する外食店を巻き込み、サブスクリプション(定額課金)サービスを始めた。コロナ禍で休業する店が増えて施設の活力が失われれば、さらにテナントが苦しくなる悪循環に陥る。いかにテナントをもり立てられるかは、不動産会社とビルの「価値」に直結しそうだ。2.動画に音楽、車、衣服、家具。様々な分野で広がるサブスクリプション(定額課金)サービスが、都 […]

  • 2021年9月19日

耳より情報2021年9月 No.86

SDGsウォッシュ予防のポイント 1.ビジネスの領域でSDGsの実現に取り組む動きが加速している。SDGsがビジネスと生活の「共通言語」になりつつある。しかし、企業にとっては、ここで必ず注意しなければならないことがある。それが「SDGsウォッシュ」と呼ばれる行為である。SDGsウォッシュとは、一言でいえば「SDGsをやっているふり」をすることだ。2.具体的には①「SDGsに取り組んでいる」とPRし […]

  • 2021年9月17日

耳より情報2021年9月 No.85

日本企業はファンドの「カモ」に 1.投資銀行が今日、事業売却や買収のための営業文句として最も頻繁に使う用語は、環境・社会・企業統治に配慮した投資を意味する概念である「ESG」だという。「このノンコア事業は切り出しましょう」などと言えば経営陣に気を悪くされるのがオチだ。「ESGの流れに逆行するような事業ポートフォリオは切り出しましょう、脱炭素化を考えてこの事業は売却しましょう」と言い換えれば、この時 […]

  • 2021年9月15日

耳より情報2021年9月 No.84

好人物だが経営手腕のないもの (解説)それからまた、好人物だけれども、その代り事業経営の手腕の無いものがある。そういう人が重役となって居れば部下にいる人物の善悪を識別する能力もなく、帳簿を査閲する眼識もない。ために知らず識らずの間に部下の者にあやまられ、自分から作った罪でなくとも、ついに救うべからざる窮地に陥らねばならぬことがある。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会

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