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耳より情報

  • 2022年2月9日

耳より情報 2022年2月 No.161

バブルの本質は「贈与」である 櫻川昌哉(慶応義塾大学経済学部教授) 1.バブルとは、期待によってのみ価値が支えられるいかにも怪しげな存在である。アダム・スミス以来伝統的に、経済学が念頭に置いてきたのは、価値が同じもの同士が等価で交換させる世界である。一方、バブル資産と財の交換は、当の本人の意識はどうであれ、冷めた目で財の流れを見ると、交換ではない。財の一方的供与、つまり贈与である。2.バブル経済の […]

  • 2022年2月7日

耳より情報 2022年2月 No.160

外国品偏重の悪風 (解説)度々識者が力説する通り、我が国民の思想には忌むべき弊習がある。それは、すなわち外国品偏重の悪風である。外国品だからとて別段排斥する必要がないようにこれを偏重するのあまり内地品を卑下する理由もないはずである。しかるに舶来品といえば総て優秀なものばかりとの観念が、深く国民の上下に普及しているのは誠に慨嘆に堪えない。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会

  • 2022年2月5日

耳より情報 2022年2月 No.159

安住の地を捨てられるか 校條浩(東大卒、1991年にシリコンバレーに渡る) 1.日本企業がこれ以上、イノベーションで後れを取らず、衰退の道から抜けるためには、シリコンバレーの流儀の根底に流れるスピリットを学ぶことが重要だ。個別の技術やシリコンバレーのエコシステムの理解などはその後でいい。シリコンバレーに息づくこのスピリットの根っこを探ると、約150年前のフロンティアスピリット(開拓精神)にたどり着 […]

  • 2022年2月3日

耳より情報 2022年2月 No.158

商人と実業家の違い 宮本又郎(大阪大学名誉教授) 1.日本は失われた30年といわれますが、特に目立つのがスタートアップの不振です。日本の起業率は極めて低いし、スタートアップする人を尊敬する割合も起業した人の満足度も低い。日本経済の停滞はここに起因すると私は見ています。今こそ起業家をサポートする文化やリスペクトする社会的風潮を取り戻すべきではないでしょうか。2.渋沢栄一の果たした役割として、江戸時代 […]

  • 2022年2月1日

耳より情報 2022年2月 No.157

日本の電池は崖っぷちだが、25年以降を見据えよ 吉野彰(旭化成名誉フェロー、19年ノーベル化学賞受賞) 1.EV(電気自動車)化の大きな流れは間違いなく来ている。これまでEV大国は中国だったが、今はEU(欧州連合)が追い抜き、世界をリードしている。米国もバイデン政権に替わり、EV化に突き進んでいる。一方、日本の自動車業界はEV化慎重で、完全にガラパゴス状態だ。かつてはエコカーというとプリウスに象徴 […]

  • 2022年1月31日

耳より情報2022年1月 No.156

事変は好機である (解説)また一方にはこの事変は大いに乗ぜざるべからざる好機と思う。今日我が実業家は目前の不景気に畏縮(いしゅく)するようであるけれども、それははなはだ無気力の行為である。ただその著目を誤らぬようにして戦中十分なる研究を積み、漸次(ぜんじ)実物の効果のあるように務めて行きたいのである。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会

  • 2022年1月29日

耳より情報2022年1月 No.155

「そろそろ、No.1を入れ替えよう」(ファミマ) 1.「そろそろNo.1を入れ替えよう」。コンビニ国内大手のファミリーマートが、そう銘打った広告を都内の渋谷駅に掲げた。コンビニ業界でナンバーワンの存在といえばセブンーイレブン。広告では名指ししていないものの、ファミマがセブンに挑戦状をたたきつけた格好だ。2020年10月にファミマの初代CMO(最高マーケティング責任者)に就任したのが足立光氏だ。2. […]

  • 2022年1月27日

耳より情報2022年1月 No.154

トヨタを襲う「新・六重苦」 1.CO2削減の苦しみ……ガソリン車から電気自動車(EV)への転換コストが激増。2.経済安保の苦しみ……欧米中が基幹部品を囲い込んでいる。すでに半導体不足で自動車が大減産を迫られている。3.国内生産崩壊の苦しみ……①工場電力料金の高騰、②素材・部品価格の高騰、③国内サプライヤーの悲鳴4.輸出競争力「低下」の苦しみ……①欧州連合(EU)が国境炭素税で海外製品を排除、②輸送 […]

  • 2022年1月25日

耳より情報2022年1月 No.153

「100人の1歩」が強い会社を生む 服部哲也(サミット社長) 1.スーパーマーケットというと、食品を売っているイメージがあると思いますが、我々にとっての商品はお店自体です。お客様には、お店を買っていただいている。お店のファンが増えれば、おのずと売り上げも伸びるという考え方です。だから、サミットでは販売している食品はもちろんのこと、サービスや接客、イベント、もっと言えばお店のつくりやデザイン、雰囲気 […]

  • 2022年1月23日

耳より情報2022年1月 No.152

一時の困難に対しては勇気を起こす (解説)我国の商工業を見るに、多くは不統一にして振るわず、殊に戦乱の影響を受け、生糸の値は下落し、綿糸綿布の販路は渋滞し、有価証券の価(あたい)は下落し、新たなる事業は起こらざるの状態にある。この際一時の困難は耐え難くとも、当事者は大いに勇気を起さねばならぬところである (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会

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