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耳より情報

  • 2025年5月13日

No.785 抜擢と降格は社内にダイナミズムを生む 

  1.ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)は、社員を管理職に就ける際、原則として「代理」からスタートさせる。部長は部長代理、課長は課長代理という具合だ。能力と意欲のある社員を「代理」にして業務を任せ、役割を果たしながら成長してもらおうと考えたからだ。  2.代理職がある企業は珍しくないが、同社の運用は少しユニークだ。例えば、1つの部に部長か部長代理の一人しかおらず、 […]

  • 2025年5月11日

No.784 SCMは単独の部門や企業だけではできない 

  1.原材料の調達から最終顧客までのサプライチェーン全体を最適化する手法であるサプライチェーン・マネジメント(SCM)。ある半導体製造装置メーカーの場合、顧客である半導体製造装置メーカーの製造装置が故障すると顧客は24時間以内の修理を要求してくる。それが米国で発生し、必要部品が現地販社にないと日本の工場に注文することになる。  2.だが工場は「操業時間外で注文を受けられない」 […]

  • 2025年5月9日

No.783 社員に真心を尽くせば社員は返してくれる    塚越寛(伊那食品工業最高顧問)

  1. 1977年、脱水用の五百キロの重しが落下して女性社員が重傷を負う事故がありました。この後、私は最新の脱水装置を設置することを決めました。それには莫大な投資が必要で、万一、経営が破綻することもあり得たのですが、社員が怪我をしてしまう環境で事業を続けても会社として存続する意味はないというのが私の考えでした。結果的に非常に安全で衛生的な環境に生まれ変わりました。  2. 社 […]

  • 2025年5月7日

No.782 古典に学ぶ   動き始めるのは一日でも早いほうがよい 

  1.空海の生きた次代は医療も発達しておらず、疫病の流行や災害もあり、今よりも何倍も厳しい時代でした。そんな環境の中でいつ終わるともしれない人間の命を、空海は次のように表現していました。  2.昨日生まれたようであっても、髪にはすぐ白いものが混じる。今朝は元気いっぱいでも、明日のゆうべは病を得て死んでしまうこともある。だから、悟りを開きたいと思うのなら、一日でも早く学びを実践 […]

  • 2025年5月5日

No.781 パナソニックが「聖域解体」 

  1.パナソニックホールディングスの楠見雄規社長は、テレビ事業を2025年末までに撤退か事業売却かを検討することになった、と語った。専門店にとってテレビブランド「ビエラ」がなくなることの意味は計り知れない。テレビ事業は、これまで業績不振に陥るたび経営改革を行ってきたパナソニックにとって手が出せない「聖域」だった。  2.パナソニックが白黒テレビ発売の1952年から手がけてきた […]

  • 2025年5月3日

No.780 続ければ気づく力が付く   上甲晃(志ネットワーク「青年塾」代表) 

  1.松下幸之助が言っていたのは、知識や技術は道具にしか過ぎない。それを使う人が立派な人間にならない限りは、どんな優れた知識、技術を身につけても本当の意味で生きてこないということです。先ず何よりも、よき人間をつくること、いいことを知っているというのではなく、いいことができる人を育てなければならないということです。  2.イエローハット創業者・故鍵山秀三郎は、続ければ気づく力が […]

  • 2025年5月1日

No.779 賃上げは経営者の志だ    森雅彦(DMG森精機社長)

  1.物価は上がっているのだから、賃金は上げないといけない。値引きを抑えて、生産性を高めて、増えたグロスマージン(粗利益)の2~3割を社員に分配する。日本はこの30年間、定価を上げるという発想がなかった。しかし、ドイツは毎年価格表を作って、定価を数%上げている。「安さ」を売りにしている国は絶対に良くならない。賃上げはいたずらに金額だけ増やしてもだめ。時給を上げないといけない。  […]

  • 2025年4月30日

No.778 古典に学ぶ    謙虚な姿勢 

  1.では、好奇心を持って学ぶには何が必要でしょうか。それは、「自分は何も知らない」という認識です。自分が井の中の蛙であり、広い世界を全く知らないと気づけば、謙虚な姿勢が生まれます。  2.その姿勢が好奇心となり、学びの原動力となるでしょう。世界には学ぶべきことがたくさんあります。今まで目を向けなかったことにも目をむけましょう。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」) […]

  • 2025年4月29日

No.777 「破壊」される側にも配慮を   河野隆太郎(BNPバリバ証券本部長) 

  1. イノベーションさえ起こせば、日本経済が抱える課題を一気呵成に解決できる。そう論じる経済専門家は少なくない。ただ、18世紀後半の産業革命の際、恩恵は一部の人に集中し、大多数はむしろ実質賃金の低下に長く苦しんだ。幅広い層に恩恵が広がったのは、100年近く後の19世紀後半だった。1990年後半以降のIT革命も同じ道を辿るのではないか。  2. 創造的破壊とも呼ばれる通り、イ […]

  • 2025年4月27日

No.776 自虐的な採用CMが話題(長倉製作所) 

  1.静岡県沼津市にある老舗自動車部品メーカーの長倉製作所。その一風変わった採用広告がSNS などでちょっとした話題を呼んだ。2024年1月から、「広告慣れしていないBtoB 企業ならではの迷走」というテーマで就活生向けCM を放送。JR 沼津駅改札内のサインボードでは、自社のSNS のフォロワー数を「6人しかいません」と自虐的に表現。ユーモアと親しみやすさが奏功し、6人の採用につなが […]

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