- 2021年5月13日
耳より情報2021年5月 No.19
目的は責任追求ではなく再発防止・業績向上 大村禎史(西松屋チェーン会長CEO) 1.改善や改革を企業風土にする必要があるため、「問題と対策の報告」の制度を採り入れました。売り上げだけではなく、店舗運営や災害対策など、問題や事故が起きたとき、当事者を責めるのではなく、提起して対策を打つことを評価する仕組みです。例えばTシャツの売り上げが落ちた場合、実は納期の遅れ、つまりスケジュール管理に問題があるの […]
目的は責任追求ではなく再発防止・業績向上 大村禎史(西松屋チェーン会長CEO) 1.改善や改革を企業風土にする必要があるため、「問題と対策の報告」の制度を採り入れました。売り上げだけではなく、店舗運営や災害対策など、問題や事故が起きたとき、当事者を責めるのではなく、提起して対策を打つことを評価する仕組みです。例えばTシャツの売り上げが落ちた場合、実は納期の遅れ、つまりスケジュール管理に問題があるの […]
相手がいま何を必要としているかをつかむ鈴木秀子(国際コミュニオン学会名誉会長) 1.物質主義では、いまや人の心を満たすことができない時代に入ってきたのです。情報社会という言い方もされますが、あり余る情報は逆に不幸の要因ともなってしまいます。これから求められるのは、そういう意識を超えた「感性の時代」であると言われています。2.感性の時代に最も大切なのは、相手の望んでいることや喜び、悲しみに共感できる […]
経営の信念が問われる時代の到来 延岡健太郎(大阪大学大学院経済学研究科教授) 1.企業は株主価値や収益ではなく、社会的責任を優先すべきだとする論調が近年強まっている。この傾向がコロナ禍の前に始まっていたのは、社会にとってわずかな幸運といえるだろう。2019年には米大企業のCEO(最高経営責任者)200人近くで構成されるビジネスラウンドテーブルが、利益最優先の経営目標を取り下げた。企業は株主利益では […]
資本家、労働者に共通するものは王道 (解説)資本家は王道をもって労働者に対し、労働者も亦王道をもって資本家に対し、その関係しつつある事業の利害得失はすなわち両者に共通なるゆえんを悟り、相互に同情をもって始終するの心掛けありてこそ、はじめて真の調和を得らるるのである。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会
社長自らプレゼンテーション(インド進出) 鈴木修(スズキ代表取締役会長) 1.約43年にわたりスズキのトップに君臨した鈴木修会長(91歳)。浜松の弱小メーカーをグローバルな自動車メーカーに育て上げたカリスマは今年6月で取締役を退任する。修氏がスズキの社長に就任したのは1978年で48歳だった。社長就任の翌年に発売した軽自動車「アルト」では、「エンジンを取ったらどうだ」と、徹底的にコストを削り、既存 […]
この世は耐え忍ぶ所 横田南嶺(臨済宗円覚寺派管長) 1.仏陀(ぶっだ)は、まさしく「一切いっさい皆かい苦く」と説かれ、「四苦八苦」と説かれた。「四苦」とは生老病死(しょうろうびょうし)であり、生まれる苦しみ、老いる苦しみ、病の苦しみ、死の苦しみを言う。いずれもが思うようにならないのである。思うように生まれることも、老いることもできない。病もまた思うようになるものではなく、死に至ってはなおさらだ。2 […]
両利き経営では足りない、4象限管理を大胆に回転させる 小林喜光(三菱ケミカルホールディングス会長) 1.経営者の条件は年齢では決まらない。年を重ねれば情報が蓄積されアドバンテージにもなるが、勉強を重ね頭のアップデートができなければ「老害」にも成り得る。時代を読み、会社を変えていくビジョンを持ち、社会に貢献しながら貪欲に稼ぐ。苦しくてもこれらを持ち合わせていればトップにふさわしいだろうし、これらを失 […]
王道は人間行為の定規 (解説)試みに余の希望を述ぶれば、法の制度はもとよりよいが、法が制定されておるからと云って、一も二もなくそれに裁断を仰ぐということはなるべくせぬようにしたい。もしそれ富豪も貧民も王道をもって立ち、王道はすなわち人間行為の定規であるという考えをもって世に処すならば、百の法文、千の規則あるよりも遥かに勝った事と思う。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会
2030年、仕事を激変させる「7つのキーワード」 1.パンデミック…感染症で人の移動が制限される。一方で、リモート化が進む。2.DX…企業がデジタル技術で業務や組織を変革するる。3.AI・ロボット…知的労働をAIが、肉体労働はロボットが奪う。4.脱炭素…ガソリン車が電気自動車に置き換わる等、産業構造が一変する。5.ジョブ型雇用…年齢や社歴でなく、職務で社員が評価される。6.ギグワーク…隙間時間を利 […]
見識と胆力を備えた謙虚さ(応対辞令) 數土文夫(JFEホールディングス名誉顧問) 1.かの老子は説いています。「人を知る者は智なり。自ら知る者は明なり」(人を知ることは智者に過ぎない。自分自身を知ることを最上の明とすべきである)。他者について知ることは重要ですが、自らについて知ることはさらに重要であり、難しいことでもあります。老子とほぼ同時代のギリシャの哲学者・ソクラテスは、「知る」とは「知らない […]