このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
テレビ局の生きる道はどこか
1.NHKの調査では、平日にテレビを見ない人が2015年の15%から20年には21%へと増えた。16〜19歳や20歳代では約半数がテレビを見ない。彼らが見ているのはインターネットだ。テレビからネットへのシフトは広告にも現れている。日本国内のインターネット広告費がテレビの広告費を超えたのは19年。20年にはネット広告が6%増の2.22兆円に対し、テレビ広告は11%減の1.65兆円と差は広がった。ネット広告はこの10年間で約3倍になっている。
2.さて、日本のテレビ局の生きる道はどこにあるか。1つは「マスコミ」をやめることだと思う。マスよりニッチ、広さより深さである。同じことは大手メディア全般、新聞社などにもいえる。
(参考:「週刊東洋経済」:2021年11月20日号)