耳より情報2022年1月 No.150

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

読書で自省の機会を得た 數土文夫(JFEホールデイングス名誉顧問)

1.会社を経営する上で「代表的日本人」を読んでいてよかったと思うことがたびたびありました。上杉(うえすぎ)鷹山(ようざん)の章にある言葉で言えば、「民を視(み)ること傷(いたむ)がごとし」がそうです。これは鷹山(ようざん)の座右の銘だったそうですが、要するに上に立つ人間は会社の従業員や人々の立場に立って、優しい思いやりの目で見てあげないといけないということです。
2.経営者は、果たして自分が私利私欲から完全に脱して事に当たっているかを常に胸に手を当てて問い質(ただ)さないといけません。私が幸いだったのは、若いうちに読書を通してそのような自省の機会を得てきたことです。だから人生を誤らずに済んだと思っています。

(参考:「致知」:2021年12月号)

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