No.1021 日産、ホンダを超えたスズキ トヨタとの2 強時代 

 

1.「おごってはいけない」。スズキの鈴木俊宏社長が、この1 年ほど口癖のように言うようになった言葉だ。2025 年度の世界生産台数でスズキは353 万台と、ホンダ(337 万台)や日産自動車(290 万台)を上回り国内メーカー2 位となった。巨額赤字に陥る両社が構造改革に時間を取られる一方、スズキはインドでの生産能力を年240 万台から400 万台へと増やす計画だ。今後更に差は開いていくことが予想される。 

2. ある自動車メーカーの幹部は、「これまでTHN(トヨタ自動車、ホンダ、日産)が長年の業界の序列だったが、これからはTS(トヨタ、スズキ)の2 強時代。インド市場を制するスズキはそれほど安定している」と評する。それでも鈴木社長は「おごってはいけない」と周囲に語り、社内を引き締める。 

3. 近年、スズキは春闘で労働組合の要求を上回る回答を3 年連続で行い、23 年比で約25%の昇給となった。ただ「賃金上昇以上の仕事を現場にも役員にも求めている」という。 

(参考:「週刊東洋経済」2026 年5 月30 日・6 月6 日号)  

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