No.1043 大きいというのは非常に危険「週刊ダイヤモンド」(1983 年8 月20 日号)    山下俊彦(松下電器3 代目社⾧) 

 

1. 1977 年2 月、松下電器産業(現パナソニック)で下から2 番目(取締役26 人中、序列25 番目)のヒラ取締役が、いきなり社長に就任する仰天人事が行われた。同社の3 代目社長となった山下俊彦である。山下は大抜擢に応え、9 年間の社長時代に、売上高、営業利益をそれぞれ2.6 倍に伸ばし、巨大メーカーに育て上げた。 

2. (山下)大きいというのは非常に危険です。安心感から活力がなくなります。松下電器を見ましても、そういうことが言えます。家電で成果を上げていきますと、そういうのに頼ろうという気があります。例えば松下は販売網が強いだとか。それは、家電の販売で強いわけで、全ての販売に強いというわけではないのです。 

3. (山下)そうした油断が、家電専業メーカーから総合エレクトロニクスメーカーへと変わっていこうとするときに障害となります。そういう新しい分野というのは、我々はやっぱり出遅れるわけです。家電の売り方とエレクトロニクスとの売り方は別です。家電の延長線上の開発、あるいは研究のつもりでおったら駄目なんです。非常に苦労が多いということです。

(参考:「Wiamond WEEKLY」2026 年6 月27 日・7 月4 日号) 

>NPO法人マザーズドリームでは、いつでも寄付を受け付けています

NPO法人マザーズドリームでは、いつでも寄付を受け付けています

NPO法人マザーズドリームの活動にご協力ください。