No.1045 注目され始めた職種(FDE) 

 

1.AIの普及でSEの採用絞り込みが進む一方、ここにきてにわかに注目され始めた職種がある。「フォワード・デプロイド・エンジニア(FDE)」。顧客企業に深く入り込み、相手先に常駐してAI活用を後押しするエンジニアを指す。米国では年収の中央値が約3200 万円で、一般的なSEよりも5 割高い水準だ。 

2.もとは米データ分析大手、パランティア・テクノロジーズが2010 年代前半に事業モデルを確立した。米国の政府機関や軍といった膨大な機密を抱える顧客向けにシステムを開発する中で発達した。政府機関の場合、情報流出への厳格な対応を求められる。システム全体を把握した少数の担当者が個別に対応する必要があり、それがFDEの始まりとされる。 

3. アンソロピックとオープンAIは26 年5 月、FDEを派遣するための専門会社を設立した。企業向けシステムの導入が収益を左右するため、各社とも急ピッチで体制を整えている。富士通は4 月にFDE事業部を発足させた。日立も6 月、国内で6000 人規模のFDE人材を育成する計画を発表した。

(参考:「日経ビジネス」2026 年7 月6 日号) 

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