このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
大切なのは「部外者の視点」 鳥塚亮(えちごトキめき鉄道社長)
1.2019年から新潟県にある第3セクター、えちごトキめき鉄道(上越市)の社長を務めています。観光列車を走らせるだけではなく、普段は立ち入り禁止の車庫を巡るツアーとか、回送列車ツアーなどを企画しています。何に価値があるのかを発掘するのがポイントです。自分たちには当たり前の場所であっても、外の人にとってはワンダーランド(おとぎの国)だったりします。
2.大切なのは、「部外者の視点」です。地元の人にとっては価値がないと思えたり、忌み嫌ったりするものでも、人によっては大きな価値があります。感度が高い若者や都会から移り住んだIターン人材らのアイデアを生かし、そうしたものをSNS(交流サイト)で発信してみることです。「若いくせに生意気だ」なんて、言ってはいけません。
(参考:「日経ビジネス」2022年1月7日号)