耳より情報2022年12月 No.319

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

 世界から見れば「そろそろこれまでだ」 鈴木 貴博(百年コンサルティング代表)

1.昨秋ごろにリベンジ消費という言葉が騒がれ始めましたが、その後,コロナ第6波、第7波による経済停滞が起きていたため、日本人の感覚的には「リベ ンジ消費はまだこれからだ」という気分かもしれま せん。しかし問題は、外国人のリベンジ消費意欲です。過去1年間、日本に行けないということでアジ ア人は近隣諸国で、欧米人はイビサ島(スペイン)やバハマ、米フロリダなどでリベンジ消費を堪能したでしょう。 2.とはいえ、日本への旅行の解禁を心待ちにしていた 人たちは、日本に来れば多額のお金を使ってくれるとは思います。ただ心配なことに、十分な数の観光客がリベンジ消費に戻ってくるかどうかは分かりません。いよいよ欧米経済がリセッション(景気後退局面)に向かいそうだからです。つまり,日本人が「いよいよこれからだ」と思っても、世界から見れ ば、「そろそろこれまでだ」かもしれません。

(参考:「週刊ダイヤモンド」2022 年 10 月 22 日号)

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