このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
古典に学ぶ 人はただ人たるの務を全(まっと)うする
(解説) 現代の人の多くは、ただ成功とか失敗とかいうことのみを眼中に置いて、それよりモット大切な天地間の道理を見ていない。かれらは実質を生命とすることができないで、金銭財宝を主としているのである。人はただ人たるの務を完うすることを心掛け、自己の責務を果し行いて、もって安んずることに心掛け ねばならぬ。
(参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会)