耳より情報2023年9月 No.467

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

歴史や哲学、倫理学などを並行して専攻(米スタンフォード大学) 伊佐山 元(WiL同創業者兼CEO) 

1.恐らく、我々は「危機」が頻繁に起きる時代にいるのではないでしょうか。2020 年にコロナ危機が訪れ、21年はデジタルトランスフォーメーション(DX)ブームがあり、22 年にはウクライナ戦争が、23 年には米地銀危機が始まりました。危機時に必要なものは意思決定できる力です。有事には情報が限られていて少ない手数しかないのに、何かを決めなきゃいけない。 

2.その時にリーダーシップが重要になるのです。テクノロジーやビジネスに詳しいだけでは人はついてきません。色々な素養があれば、言うこと・やることに納得感や説得力が備わります。そういう意味では、教育がITや金融に偏ってしまうのは危うい。既にシリコンバレーでは、テックだけが得意な人や金融だけが得な人には価値がないという見方が広がっています。 

3.米スタンフォード大学でコンピューターサイエンスを専攻する人の中には、歴史や哲学、倫理学などを並行して専攻する人もいます。文系と理系とか、全く違うことを専攻していないとアンバランスな人間になってしまうよね、とテック業界が気付いているのです。AIがどんどん進化していく局面で、究極的に人間がやれることは何なのかという議論もあるでしょう。いずれは、仕事だけして稼ぐというライフスタイルから、自分で所属するコミュニティに貢献して幸福感を覚えるような生き方に変わっていくのかもしれません。 

(参考:「日経ビジネス」2023 年6 月26 日号) 

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