
1.松下幸之助が言っていたのは、知識や技術は道具にしか過ぎない。それを使う人が立派な人間にならない限りは、どんな優れた知識、技術を身につけても本当の意味で生きてこないということです。先ず何よりも、よき人間をつくること、いいことを知っているというのではなく、いいことができる人を育てなければならないということです。
2.イエローハット創業者・故鍵山秀三郎は、続ければ気づく力が付くとおっしゃってました。たまにやるだけでは気づかない。やっぱり毎日やっているとだんだんいろんなことに気づくようになる。気づく人になる秘訣は、一つのことを欠かさずやり続けることだと。だから私は青年塾の塾生にも言います。人生を変えようと思ったら、特別なことはしなくていい。当たり前のことをしっかりやることで人生は変わるんだと。志さえあれば、あらゆる困難はその志を磨いてくれる糧(かて)になると思います。
(参考:「致知」2025 年5 月号)