- 2025年3月7日
No.750 古典に学ぶ 目標が曖昧だと心は定まらない
1.一方、目標が曖昧だといつまでも心は定まりません。事あるごとに、引き返したくなったり脇道にそれたりしてしまいます。また、石橋を叩いているうちに、せっかくのタイミングを逃してしまうかもしれません。 2.そのうち時間はどんどん過ぎ、気がつくと、人生の終わりが近づいていたということになりかねないでしょう。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」) […]
このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
1.一方、目標が曖昧だといつまでも心は定まりません。事あるごとに、引き返したくなったり脇道にそれたりしてしまいます。また、石橋を叩いているうちに、せっかくのタイミングを逃してしまうかもしれません。 2.そのうち時間はどんどん過ぎ、気がつくと、人生の終わりが近づいていたということになりかねないでしょう。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」) […]
1.企業は社員1人当たりの納税額を公開すべきだ。本業から得られる利益による納税こそ企業の社会貢献。過度な節税策に走るのはいかがなものか。ワークマンは2024年3月期、法人税などの税金(消費税を除く)を約78億円納税した。社員1人当たりの納税額は約2200万円。これは誇りだ。 2.企業の社会貢献には様々な手法がある。貧困や自然災害、難民支援。こうした分野に本業と関係ない形で […]
1.人間は斯(か)くあるべしという、人格者としての終着点を心身両面から示しているのが、五経の一つ『礼記』であります。その中に「虞帝には及ぶべからざるのみ」があります。名君として名高い堯帝(ぎょうてい)の次の帝王に舜帝(しゅんてい)がおりますが、虞帝とはその舜のことです。この名言は孔子の言葉です。「今後どの様な名君が出たとしても、舜帝には及ぶことができないだろう」。 2.孔子という聖 […]
1.重電大手の一角だった日立製作所が脱炭素や生成AIをテコに再評価されている。売上高は10年前から10兆円前後で一定だが、本体の儲けを示す当期利益は10年前と比べて約2.5倍に拡大。成長期待を表すPER(株価収益率)は約30倍と、市場平均を大きく超えた。 2,世界のGDP(国内総生産)に占める日本の比率は4%前後まで落ちてしまった。これを中長期的に再拡大するためには、日本の多くの企 […]
1.一度決めたことに対して、すぐ「でも、○○だし」と言い訳するのであれば、いつまでもたっても心はぶれ続け、同じ場所でウロウロしていなければならないでしょう。 2.では、言い訳を封じるにはどうすればいいでしょうか。答えは、目標を明確に設定することです。「ここに行きたい」という目的地がはっきりしていれば、あとは進むだけなので、石橋を叩くまでもなく前進していけるでしょう。 (参考:名取芳彦監 […]
1.円安やインバウンドで消費復活の恩恵を享受する首都圏の大手百貨店とは対照的に、地方百貨店は新型コロナウイルス感染拡大の終息後もなお、苦境が続いている。2024年4月、長野県松本市で創業139年を迎えた老舗百貨店の井上が、2025年3月末で松本駅前の本店を閉めると発表した。同店は施設の老朽化のため大規模な設備更新が必要となっており、閉店という決断に至ったという。 2.業績悪化で立ち行か […]
1.陽明学の祖・王陽明は、衰退への道を歩み出した国は本質を外れて枝葉末節論ばかり繰り返すようになると言っています。いまの日本で行われている議論というのは、ほとんど枝葉末節論に終始しているように感じられてなりません。小さなことに神経を尖らせてばかりで、根本や本質を見逃している。これでは王陽明の言うように、衰退の道を辿っていく一方でしょう。 2.日本には元々神道があって、そこに老荘思想、儒 […]
1.金融庁が進める企業統治改革は、機関投資家と企業によく対話してもらい、企業価値を上げることを目指している。ただ単に対話しろと言っても何を話せばよいのかわからない。対話の材料として企業が情報を開示することで、資本市場のインフラが出来上がってくる。 2.もっとも財務諸表だけでは企業の将来性を読み取りきれない。対話を深めるには従業員のスキルや創造性なども考慮する必要がある。投資家からそのよ […]
1.神仏を信じる心を「信心」といいますが、空海はこれを「仏を堅く信じて、絶対に後戻りしないと願って起こす心」だと定義しています。 2. この言葉を日常に落とし込んで、わかりやすく言い換えるなら、「でも・」と考えない姿勢だといえるでしょう。この姿勢は、人生を進んでいく時にも大切です。 参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出書房新社
1.「とどのつまりは初動ミス。最初の段階でしっかり検証して、人材も投入して対応していれば、ここまで損失が大きくなることはなかった」。準大手ゼネコン、三井住友建設のIR担当者はそう口にして肩を落とした。三井住友建設は2024年11月12日、現在施工中の国内大型建築工事で131億円の工事損失を計上すると公表した。それに伴い2024年度の最終損益は80億円の赤字になる見通しだ。 2.損失を計 […]